結婚式の受付係を引き受けてくれた、親しい友人や同僚には、きちんとお礼を用意するのが基本のマナー、というのはみなさんご存知かと思います。
結婚式で準備するお礼には、受付以外にも、祝辞や余興のお礼、お車代もありますよね。
だけど、こうしたお礼を準備する時、気になるのはこんなことではないでしょうか。
「受付のお礼はいつ、誰から渡したらいいの?」
「お礼を確実に渡すにはどうしたらいいの?」
「受付で、祝辞のお礼やお車代を渡す時には、何に気をつけたらいい?」
お礼をどう準備して、どう渡したら、失礼のないように確実に受け取っていただけるんだろう?
分刻みの結婚式当日のスケジュールを見たら、誰でも疑問に思ってしまいますよね。
こんにちは、WEDDING bests編集部の北です。
ホテルのウェディングプランナーとして勤務していた経験を活かし、今も子育てしながら、ブライダルに関する情報発信をしています。
お礼やお車代のスマートな渡し方については、結婚式の打合せで、本当によく質問されました。
主役である新郎新婦は、お支度や写真撮影などのスケジュールが詰まっているので、当日、自分達からお礼を渡すことが難しいんですよね。
そのため、親や親族などに頼んで渡してもらうのですが、お礼の渡し方は一つではありません。
ご家族の状況や、会場のスケジュールなどで、よい方法というのは変わってくるので、みなさん悩んでしまうんですよね。
この記事ではまず、受付のお礼について、スマートに渡すには、いつ、誰からどうやって渡せばいいのか、ご紹介します。
受付のお礼の金額相場や、包み方についてもしっかり解説しますので、安心してお礼の準備ができるようになります。
そして、祝辞や余興のお礼、お車代についても、金額相場、渡し方の注意点、スマートに渡すためのポイントをしっかり解説します。
この記事を読めば、結婚式のお礼を安心して準備できるようになるはずです!
早速、本題の受付のお礼から、ご紹介していきますね!
WEDDING bests 編集部について

「一度だけの結婚式だからこそ、後悔をしてほしくない」そんな思いを胸に「満足でお得な結婚式」をサポートする「WEDDING bests」編集部。
ウェディングプロデューサーを始めとした業界のプロ・先輩花嫁が、あなたの悩みに寄り添うことを第一に考え、「このポイントを知っておかないと、きっと後悔するかも」という情報を客観的な視点から発信しています。
目次
いつ誰からどうやって?受付のお礼をスマートに渡せる4つの方法
受付のお礼をお渡しする方法には、次の表の通り4つの方法があります。
違いは、渡すタイミングと、誰からどうやって渡すかという点です。
いつ? | 誰から? | どうやって? | |
---|---|---|---|
(1) | 受付前 | 親から | 直接手渡し |
(2) | 集めたご祝儀を親に渡す時 | 親から | 直接手渡し |
(3) | 披露宴のお色直し中 | 親から | 直接手渡し |
(4) | 披露宴の始まる前 | 親や親族に置いてもらう | 席に置いておく |
どれか一つの方法が正しいという訳ではないので、結婚式当日のスケジュールや、参列する家族の状況を照らし合わせ、親御様とも相談して、自分達にあった方法を選びましょう。
迷った場合は、上にあげた(1)の受付前に親から渡してもらう方法か、(4)のお席に置いておく方法のどちらかにしてみましょう。
まずは(1)から検討するのがおすすめですよ!
(1)受付前に、親から直接渡してもらう方法
受付が始まる前に、「本日は受付をよろしくお願いします」という挨拶を兼ねて、親から受付係の方へ直接お礼を渡してもらう方法です。
顔を合わせて挨拶できるので、両家の誠意も伝わり、確実にお礼を渡すことができます。
多くの冠婚葬祭のマナー本にも基本と書かれており、最も失礼のないベーシックな方法と言えます。
注意点は、受付前に親が受付係に会えるよう、親の着付けや親族紹介などのスケジュール調整をしておくことと、事前に親にお礼を預けておき、うっかり渡し忘れないように手順を確認しておくことでしょうか。
受付前に親から渡す以外の方法を検討するカップルも増えています
しかし、最も基本であるはずのこの方法ですが、他の方法を希望される方も増えてきているんです。
その理由は、スケジュールの都合と、親への負担を軽くしたいという考え方にあります。
キリスト教会式や人前式など、今主流となっている挙式スタイルは、ゲスト全員が参列するため、挙式前に受付が始まることがほとんどです。
受付開始の時間帯は、親族集合写真や親族紹介と重なることが多く、直接挨拶するスケジュールが組みにくくなってしまうんですね。
また、親が主催者となって結婚式の準備をしていた時代とは違い、今は新郎新婦が主体となって準備を進めているので、親にあまり負担をかけないようにしたい、と考える新郎新婦も増えてきています。
そんな方におすすめなのが、次の「受付係が集めたご祝儀を親に渡す時、親から直接渡してもらう」という方法です。
(2)受付係が集めたご祝儀を親に渡す時、親から直接渡してもらう方法
受付で集めたご祝儀を、披露宴の間預かっておくのは、親など親族の代表者です。
受付がクローズされたら、受付係が直接親など親族の代表者へ、集めたご祝儀を渡します。
その時に、親から受付係へお礼を渡す方法です。
これなら、「本日は、早くから受付をしていただきありがとうございました。」とお礼を伝えることができますし、受付係と親がすれ違う可能性も少なく、確実にお礼を渡すことができます。
ただし、披露宴が始まる直前は、どうしても気持ちが舞い上がってしまうもの。
「うっかりお礼を渡し忘れてしまった!」と慌てることのないよう、親にきちんと手順を伝えておきましょう。
(3)披露宴のお色直しの時に、親から直接渡す方法
お色直しの中座がある場合、親が各テーブルをお酌しながらお礼を伝えて回る「挨拶回り」というものがあります。
その時に、受付係の方にお礼を渡してもらう方法です。
顔を合わせて挨拶し、お礼を手渡しできるので、誠意も伝わり失礼のない方法です。
とは言っても、挨拶回りとお礼のお渡しを兼ねると、少し慌ただしくなってしまい、次のような心配点もでてきてしまうんです。
- 他のお礼やお車代なども配る場合、中座の時間中(20分から30分程度)に回りきれないことがある
- 受付係の方が席にいない場合、渡しそびれることがある
- お礼をお渡しする姿を、他のゲストにも見られることになり、受け取る側が恐縮することがある
中座中に十分回れる人数なら心配ないのですが、お車代や余興のお礼なども合わせて配るなど数が多い場合には、スケジュールに無理がないか確認しておく方が安心ですね。
ここまで紹介した方法は、タイミングが決まっているため、「うっかり渡し忘れたらどうしよう!」と親御様が負担に感じられることもよくあるんです。
そんなご相談を受けた時に、おすすめしたいのが次の方法です。
(4)開宴前に、披露宴会場の受付係の席に、親や親族に頼んでお礼を置いてもらう方法
披露宴が始まる前に、受付係のお席にあらかじめお礼を置いておく方法です。
お金を扱うので、会場のスタッフが代行することはあまりなく、親や親族など身内の方にお願いして、お席に置いてもらいます。
お礼を置く場所は、ゲストテーブルの上や、引出物袋の中。
着席時のわかりやすさを優先するなら、テーブルの上に置き、他のゲストの目につきにくいほうがよいなら、引出物袋の中に入れておくのがおすすめです。
受付のお礼以外に、お車代も一緒にお席に置くこともあります。
事前に準備できるので、タイミングが合わなかったり、うっかり忘れたりして渡せなかったということがなく、親や親族にも負担が少ないことから、私の勤めていたホテルでは、この方法を採用する新郎新婦様も多かったです。
お礼をお席に置いておくと心配なことは、こう解決しましょう!
新郎新婦様との打合せで、「お礼をお席に置いておく方法がある」とご説明すると、こんな心配の声もよくあがってきました。
「お礼が準備してあることに、ゲストが気づかないことはないの?」
「直接渡さずに、お席に置いて置くのは失礼ではないの?」
そんなトラブルを防ぐ方法、ちゃんとあるんですよ!
まず、気がつかないかもしれないというトラブルを避けるためには、会場スタッフからお声がけをしてもらいましょう!
各テーブルに配置されたサービススタッフから、お礼を用意されているゲストが着席する時に「新郎新婦様からのお礼をご確認ください」と声をかけてもらうんです。
これなら、気がつかないというトラブルは防げますよね。
また、失礼ではないか、という質問には、このようにご説明したら安心していただけました。
受付だけでなく、祝辞、余興などのお礼は、全員に用意するものではありませんよね。
お席にお礼を置けば、お礼を渡さないその他のゲストの目に触れにくくなって、受け取りやすくなるという配慮にも繋がります。
うっかりお礼を渡しそびれてしまうリスクに比べて、失礼になることはない、と考えています。
「お礼をお渡しするまで落ち着かない!」という気持ちで親御様がすごすことも、避けられますしね。
もちろん、当日お見送りのタイミングなどで顔を合わせた時に、直接お礼の言葉をお伝えするようにしましょう。
ただし、1つの会場で1日何組も結婚式が行われる場合には、開宴前に会場内に入ることができず、この方法が採用できないこともあります。
担当のプランナーに事前に確認しておくと安心ですね。
お礼の渡し方は会場スタッフへも伝えておこう
お礼を渡すこと自体は、新郎新婦側とゲストが行うので、会場スタッフが間に入ることはありません。
でも、確実に渡すためには、できれば会場スタッフにも、どの方法で渡すのかを知っておいてもらいたいもの。
スタッフが渡し方を把握していれば、例えば受付係に直接お礼を渡す場合には、親からの挨拶を待って受付をオープンするようにしたり、お礼をお席に置く場合には、親や親族を会場内まで案内したりと、何らかのサポートができるからです。
お礼の渡し方やタイミングは、担当の会場プランナーにも伝えておくと安心ですね。
受付お礼の金額相場や包み方の注意点
受付のお礼には、ある程度の金額相場があり、包み方にも気をつけておきたいルールがあります。
- 金額相場は3,000円から5,000円程度
- お金を入れる袋は、略式タイプののし袋かポチ袋を選ぶ
- 表には「御礼」「寿」と書き入れ、下には贈り主の苗字を書く
こうした基本的なマナーは、知っていれば簡単なことばかりですし、準備の安心感にもつながります。
準備を始める前に、ぜひ読んでみてくださいね。
受付お礼の金額の相場は3,000円〜5,000円
金額の相場は、3,000円〜5,000円です。
受付を頼む親しい友人や同僚へのお礼が、あまり高額でも大げさになり恐縮されてしまうので、このくらいの金額で用意すると良いでしょう。
お祝いのお席では、割り切れる数字は縁起が良くないとされるので、4,000円を選ぶことは基本的にはなく、3,000円(千円札3枚)か5,000円(五千円札1枚)で準備するのが一般的です。
のし袋やポチ袋を準備しよう
まずは、お礼を入れる封筒を用意します。
封筒にも決まりがあるの?と思われたかもしれませんが、金額にあった袋の選び方や、表側の書き方にもマナーがあるんです。
まずは、袋の選び方からご紹介しますね。
のし袋やポチ袋の選び方
受付のお礼は、3,000円〜5,000円とあまり高額ではないため、略式タイプののし袋から選びます。
略式というのは、立体的なのしや水引がついた正式なものではなく、あらかじめ印刷されているもののこと。
金額に合うのは、次の3つのタイプです。
- 略式ののし袋:のしや水引が印刷され、お札は折らずに入れる
- ポチ袋:のしや水引が印刷されていないこともあり、お札は折って入れる
- デザインのし袋:花柄や和模様などかわいい柄が印刷され、お札は折らずに入れる
3つのうち、どれを選んだらいいのか?というギモンにここからお答えしていきます!
略式ののし袋:のしや水引が印刷され、お札は折らずに入れる
白い縦型の封筒に、のしと水引が印刷されており、お金を入れるだけで使うことができるもの。
3つの中で、一番ベーシックなもので、これを選んでおけばどんな相手に渡す時にも間違いがない、というものです。
注意点は、水引の形。
一度きりのお祝い事に使うので、「結び切り」と呼ばれるこの画像と同じものを選んでください。
リボン結びは、出産祝いや入学祝いなど何度あってもよいお祝い事に使われるので、選ばないようにしましょう。
あらかじめのしと水引が印刷された簡略タイプののし袋。水引は「結び切り」のものを選びます。
ポチ袋:のしや水引が印刷されていないこともあり、お札は折って入れる
お年玉にも使うような、ポチ袋のことです。
のしが印刷されていることもありますが、のしや水引はなくかわいらしい絵柄のみのものもあります。
袋のサイズが小さいので、お札を3つに折って入れます。
ポチ袋は、「気持ちばかりのお礼です」という意味を込め、相手を恐縮させないような配慮をしたい時に使うのがおすすめ。
大げさにお金を包むなんて、と言われてしまうのが心配!という方にはぴったりですね。
注意点は、ポチ袋は自分と同等か目下の相手へ渡す時に使用するものだということ。
先輩などに受付を頼む場合には、使わないようにしましょう。
お札を折って入れるサイズ(85×50mm)のポチ袋。少しばかりの気持ちとしてお渡しするのに使います。
デザインのし袋:花柄や和模様などかわいいい柄が印刷され、お札は折らずに入れる
略式ののし袋ではちょっと堅苦しいし、ポチ袋では軽すぎる、もうちょっとかわいい袋に入れたいな!そんな気持ちになった方におすすめなのが、このデザインのし袋。
伝統的なのしや水引の代わりに、花柄や和模様が印刷されたかわいいデザインなんです。
お札は折らずに入れられて、絵柄のバリエーションがとても豊富というのも嬉しいポイント。
気心の知れた間柄の友人や同僚になら、こうしたデザインのし袋でお礼を渡すのも良いですよね。
お札を折らないで入れられるサイズ(90×170mm)のかわいくデザインされたのし袋
表書きの書き方
どのようなタイプののし袋を使ったとしても、表側に書く内容は同じです。
受付のお礼を渡す場合、封筒の上側には「御礼」「寿」のどちらかを書き、下側に新郎新婦どちらかの名字を書きます。
受付のお礼は、両家がそれぞれ自分の受付をしてくれた方に用意するので、新郎側の受付お礼には新郎の名字、新婦側には新婦の名字を使います。
お礼の渡し間違いを防ぐためのコツ!
複数のお礼を準備する時に避けたいのが、渡し間違いですよね。
私の勤務していたホテルでも、親御様がどののし袋を渡せば良いのかわからなくなってしまうというトラブルが時々あって、スタッフが慌てることがありました。
それを防ぐ方法が、左上に渡すゲストのお名前を記入しておくことなんです。
ふせんを貼る方法もありますが、お渡しする前にはがれてしまい、かえって混乱の元になることも。
できれば、次の画像のように、左上にゲストのお名前を書いておくと安心ですよ!
パソコンで印刷できる、こんなフォーマットを配布しているショップもありますね。
新札は早めに用意しておこう
使用するお金は、「前々から準備して待っていました」という気持ちを表現するため、新札を用意するのがマナーです。
新札は、銀行で新札両替すれば、手に入ります。
注意したいのは、両替は、平日の窓口が営業している時間帯にしか手続きできないということ。
働いている新郎新婦様にとって、平日の銀行窓口へ行くことはとてもハードルの高いことだとは思いますが、結婚式直前は他の準備でもいそがしくなりますので、早めに用意しておくことをおすすめします!
また、余興、祝辞、お車代などもあるので、まとまった量の新札が必要です。
あらかじめ、必要枚数を計算して、少し余分も含めて用意して置くと安心ですよ。

でも、現金でお礼するのはちょっと、、、と思ったあなた!
お礼をプレゼントにすることもできるんですよ!
お礼を現金以外の商品券やプレゼントにしたい時は?
ここまで読んで、親しい友人へのお礼を現金にするのは、他人行儀な感じがする、と思ったあなた!
もちろん、現金以外のお品物で、お礼の気持ちを表すこともできますよ!
ここでは、その場合の注意点、おすすめのお品物をご紹介しますね。
商品券やプレゼントを準備するときの注意点
受付のお礼は、誕生日プレゼントなどとは違い、あくまでお礼の気持ちを伝えるツールなので、その価値がわかりやすいものを選ぶことをおすすめしています。
選ぶポイントは、次の3つ。
- 軽くてかさばりにくいものを選ぶこと
- 現金の場合と同等の金額にすること
- のしをつけてラッピングすること
結婚式では、引き出物など他にも荷物があるので、できるだけ持ち帰りの負担にならないものを選びたいもの。
お礼を品物にしたことで、費用を削ったのでは?なんて思われてしまうと寂しいので、現金の場合と同等の金額のプレゼントにしておくほうが無難です。
また、「御礼」と書いた「のし」や「のしカード」をつけてラッピングすると、お礼の品物だということがきちんと伝わるので、可能なら「のしつき」を選びましょう。
おすすめの品物やプレゼント
喜ばれるプレゼントは、商品券やギフトカードなど現金の代わりとして使えるものや、人気のコスメアイテムなど自分では買わないけれどいただいたら嬉しいもの、また普段使いできるけど名入れなど特別感のあるものなどでしょうか。
一つずつ紹介していきますね!
商品券などの金券
商品券は、受け取った人が自由に使い道を選ぶことができ、ギフトとしても一般的なので、選ぶ方が多いようです。
現金の場合と同様、3,000円から5,000円を、デパートなどの贈答品売り場で用意しましょう。
デパートやコンビニなどでも使える商品券なら、使う側の自由度も高くて便利ですね。
図書カードや映画チケットなどのギフトカード
親しい間柄で、趣味やよく使用するお店を知っているなら、そこで使えるギフトカードもいいですね。
例えば、読書が好きなら図書カード、映画によく行くならどこでも使える映画チケット、コーヒー好きならよく行くコーヒーショップのチャージカードなど。
贈る際は、使用期限に注意。余裕を持って使えるように、十分期限があるものにしましょう!
人気コーヒーショップのチャージカードなら、3,000円程度を入金しておけば大丈夫です。
体験型ギフトカタログ
何かプレゼントを選びたいけれど、相手が喜ぶものが思い浮かばない!そんな時には、体験型のカタログギフトもおすすめですよ。
体験型のカタログギフトというのは、お品物ではなく、温泉の入浴券や、美術館の入館チケット、クルージング体験や、エステサロンのチケットなど、様々な体験が選べるカタログのこと。
引出物で贈るカタログと差別化でき、相手の好みで選んでもらえるのが嬉しいポイントですね。
スポーツ、クルーズ、手作り体験、エステなど様々なジャンルの体験メニューが用意されたカタログ。
人気ブランドのコスメ
人気ブランドの保湿リップやハンドクリームなどのコスメは、いくつあっても嬉しいもの。
色や香りは好みがあるとは思いますが、親しい方ならある程度好きそうなものをセレクトしやすいですよね。
おしゃれな男性ゲストには、最近充実しているメンズコスメから選んでも喜ばれそう。
他にも、コラーゲンドリンクや、頭皮をマッサージできるパドルブラシなど、美容ケアアイテムも人気のアイテムです。
人気ブランドの保湿リップは、自分ではなかなか買わないけれど、もらったら嬉しいアイテムのひとつ。
男性向けのコスメも充実。おしゃれなラッピングもギフトにぴったり。
おしゃれなカリグラフィで名入れができる「パドルブラシ」は、最近人気のあるアイテム。
普段使いできる名入れアイテム
特別感のあるプレゼントとして喜ばれるのが、普段使いのアイテムにお名前のイニシャルを入れたもの。
気軽に使えるだけでなく、使うたびに結婚式のことを思い出してもらえる、というのがお互いに嬉しいですよね。
高級ブランドのハンカチやミニタオルにイニシャルを刺繍したものや、ミニサイズのトートバッグ、マグカップにイニシャルをプリントしたものなどが代表的なアイテムです!
名入れサービスのあるショップを、探してみましょう。
手書き風の文字がかわいいマグカップ。シンプルなデザインだから、好みを問わず喜ばれそう。
名前のイニシャルを刺繍した、上質なリネンのハンカチ。特別感があり、感謝の気持ちをあらわすのにぴったり。
ネクタイやボールペンなどのビジネスアイテム
男性には、お仕事中に使えるアイテムが喜ばれます。
ネクタイや、お客様の前でも使える多機能ボールペンは、毎日のお仕事で役立つアイテム。
長く使ってもらえる、上質なものを選びましょう。
画像引用:こだわりのメンズバッグ・小物の専門店 紳士の持ち物 公式サイト( https://shinshimono.jp/)
シンプルなデザインがおしゃれなシャーボは、ビジネスシーンでも活躍しそう。

続いては、結婚式で渡す、祝辞や余興、お車代などその他のお礼について紹介していきますよ!
受付以外にもある!結婚式のお礼相場と渡し方
ここまで、受付のお礼についてご紹介してきましたが、冒頭でも触れた通り、結婚式で渡すお礼には、祝辞のお礼、余興のお礼、お車代など、他にも種類がありますよね。
金額の目安を、次の表にまとめました。
お礼の種類 | 金額の目安 |
---|---|
祝辞 恩師や上司などに依頼した祝辞へのお礼 | 5,000円〜10,000円 |
友人スピーチ 親しい間柄の友人や同僚などに依頼したスピーチへのお礼 | 3,000円〜5,000円 |
乾杯 乾杯の発声を依頼した恩師や上司へのお礼 | 5,000円〜10,000円 |
余興 | 3,000円〜5,000円 |
お車代 | 往復交通費の半額〜全額 もしくは、宿泊費の全額 |
それぞれのお礼について、相場と渡し方について、詳しく説明しますね!
祝辞(スピーチ)のお礼:主賓や来賓には5,000円〜10,000円、友人なら3,000円〜5,000円程度を
主賓として祝辞や乾杯の発声をお願いするのは、恩師や上司などお世話になった目上の方。
一方、友人代表ピーチは、親しい間柄の友人や同僚です。
同じ挨拶のお礼でも、相手によって、相場や渡し方がちょっと違うんです。
祝辞や乾杯のお礼:できるだけ直接お渡しするのが基本のマナー
祝辞や乾杯のお礼相場は、5,000円〜10,000円程度。相手との関係性で、金額を調整しましょう。
主賓祝辞や乾杯をしていただく方は、こちらから出席をお願いした両家にとって大切なゲストです。
できれば、披露宴の始まる前に、挨拶を兼ねて親からお礼を渡してもらうのがマナー。
しかし、開宴直前に到着されたり、受付後他のゲストとお話しされていて声をかけづらかったり、と他のゲストの目につかないようそっとお礼を渡すのが難しいことも。
そんな心配がある方は、受付係から渡す、あらかじめお席にお礼を置く、という方法にすることもできます。
その場合は、中座中の挨拶回りの時に、親から直接お礼を伝えてもらいましょう。
また、こうした主賓ゲストには、近くにお住まいであってもお車代を用意するのがマナー。
通常のゲストにはかかる交通費の半額から全額を用意しますが、主賓ゲストには10,000円以上のお車代を用意します。
お礼にお車代を添えて、お渡しするようにしましょう。
友人スピーチへのお礼:受付係から渡すほか、席に置いたり後日渡したりしてもOK
友人スピーチへのお礼は、3,000円〜5,000円程度が相場です。
渡し方には、いくつか方法があります。
- 受付係から渡してもらう
- あらかじめお席に置いておく
- 後日あらためて機会を設けて渡す
親しい間柄なので、必ずしも披露宴の前に直接渡さなくても大丈夫なんです。
どの方法でも問題ありませんが、後日機会を設ける場合は、結婚式からあまり日にちがあかないようにしましょう。
余興のお礼:3,000円〜5,000円、グループの場合は後日食事をご馳走しても
余興のお礼は、3,000円〜5,000円程度が相場です。
演奏や映像演出などで費用がかかっている場合には、その分上乗せするなどの配慮があると喜ばれます。
渡し方は、友人スピーチのお礼と同様で、次の方法から渡しやすい方法を選びましょう。
- 受付係から渡してもらう
- あらかじめお席に置いておく
- 後日あらためて機会を設けて渡す
また、グループで余興をしてくれた場合には、ひとりひとりに現金を用意することが難しいこともありますよね。
そんな時は、後日新婚旅行のおみやげを渡したり、新居に招いて食事をご馳走したりする方法で、お礼を伝えてもいいですね。
お車代:遠方ゲストへ交通費の半額〜全額を用意、宿泊費を負担する方法も
さて、みなさんが悩むのがお車代。
少し前までは、出席ゲスト全員にお車代は用意するもの、と言われていましたが、地元を離れて進学や就職する新郎新婦が増え、遠方から出席するゲストも多くなっている現在では、全員のお車代を負担することが叶わないことも。
そのため、宿泊を伴うような遠方のゲストにのみ交通費を負担する、という考え方が一般的となっています。
お車代の金額相場
金額は、交通費の全額を負担するのが理想ですが、難しい場合は、半額を目安に用意しましょう。
そうは言っても、出席者の大半が遠方という場合には、それも難しいものです。
私が新郎新婦におすすめしていたのは、恩師や上司などの主賓ゲストと、友人ゲストを分けてお車代を設定すること。
こちらからお願いして出席していただく主賓ゲストのお車代は、少なくとも10,000円を用意し、それ以上かかる場合はできれば全額負担するのが理想。
そして、友人など親しい間柄のゲストには、招待する際に負担できる交通費の額を相談しておきます。
お車代を出してもらえないからといって出席を断るゲストはいないと思いますが、用意してもらえる交通費が分かっていれば、交通手段や宿泊先を検討することができます。
交通費を負担しづらい場合は、宿泊先をこちらで手配し、宿泊費を負担するという方法もありますよね。
また、親族のお車代は、両家の慣習にならって前例と同じように準備するよう、親と相談しましょう。
いずれにせよ、遠方ゲストの割合や、両家の考え方によってもお車代をどこまで負担するのかは変わってきます。
基本の考え方はあるものの、これが正解と一律には決めづらくなっているので、新郎新婦や親とよく相談しておきましょう。
お車代の渡し方
お車代は、受付係から渡してもらうか、お席に置いておくか、どちらかの方法で渡しましょう。
受付係から渡す場合は、渡す方の名前をあいうえお順などのリストにまとめたり、受付された方をチェックする席次表に印をつけておいたりして、受付係の負担を軽くする工夫をしておきましょう。
また、あらかじめお席に置く場合は、お車代をいれた封筒にお渡しする相手のお名前を書き、親や親族など、席に置いてくれる人が迷わないように準備すると安心です。
まとめ:結婚式のお礼をスマートに渡すには、親から渡してもらうほか、席に置く方法もあり!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
結婚式の受付係へ渡すお礼のほか、祝辞や余興のお礼、お車代などそのほかのお礼についても、金額相場やスマートな渡し方についてご紹介してきました。
この記事でお伝えしたことを、簡単に振り返ってみます!

・受付のお礼は3,000円から5,000円が相場
・受付のお礼は、受付前に親から渡してもらうのがベター
・難しい場合は、集めたご祝儀を預かるタイミングや中座中に渡す、席に置いておく方法でもOK!
・祝辞のお礼は、受付後に親から渡してもらうのがベター
・そのほかのお礼は、受付係から渡してもらう、席に置いておく方法でもOK!
お礼の相場や包み方、プレゼントにするときのおすすめの品物もご紹介しましたね。
基本的なマナーはあるものの、必ずしもそれが全ての場合にベストとは限らないのが難しいところ。
ぜひ、自分たちに合った方法で、お世話になった方にお礼の気持ちを伝えられるように、応援しています!