【見学のお供に】結婚式の見積もりはこう見よう!プロが教える費用と項目のチェックポイント

【見学のお供に】結婚式の見積もりはこう見よう!プロが教える費用と項目のチェックポイント

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「結婚式費用の見積もりって、ぶっちゃけ相場はどれくらいなの?」

「結婚式の見積もりをもらっても、どうやってみればいいのかわからない!」

「無駄なお金がかからないようにしっかり交渉して、満足のいく結婚式にしたい!」

こんにちは!WEDDING bests編集部の上松です。

子育てでウエディングプロデューサー業は卒業しましたが、この記事を読んでくれるあなたの結婚式の助けになればと、専門家として最新のお得情報や業界の裏情報をお伝えしていきます!

さて、今これを読んでくださっているということは、あなたは結婚式の見積もりについて知りたいと思っていますよね?

今日は私が、結婚式の見積もりの見方や、見積もり内容の交渉、費用を節約できるポイントを余すところなくお伝えします!

筆者の画像
これを知っているのと知らないのでは雲泥の差!プランナ―の経験から、「見積もりを作ってもらう際の心得」や「交渉のポイント」をお教えします!

WEDDING bests 編集部について

「一度だけの結婚式だからこそ、後悔をしてほしくない」そんな思いを胸に「満足でお得な結婚式」をサポートする「WEDDING bests」編集部。

ウェディングプロデューサーを始めとした業界のプロ・先輩花嫁が、あなたの悩みに寄り添うことを第一に考え、「このポイントを知っておかないと、きっと後悔するかも」という情報を客観的な視点から発信しています。

安く結婚式を挙げるためのとっておきの方法

結婚式の費用がいくらかかるにしても、お得な方がいいですよね。

結婚式場を選ぶためには、実際に見学して、会場やプランの特徴について説明を聞いて、見積りを作ってもらう必要があります。

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見積もりを作ってもらう前に準備が大事!

見積もりを作ってもらう前に準備が大事!

見積もりは結婚式場選びの重要な資料です。

各会場の設備や雰囲気、サービスも重要ですが、金額は特に大事ですよね。

いくら気に入った会場であっても、金額が高すぎたら実際に結婚式を挙げることができません。

しかし、見学の際に作ってくれる見積もりは、実際の費用とかけ離れているのがほとんど。

結婚式にかかる費用がリアルにわからなければ、しっかり会場選びできません。

そのためにも見学前にぜひ準備してもらいたいのです。

見学時に見積もりを作ってもらう際の心得5か条

見学時に見積もりを作ってもらう際の心得5か条

まずは見学前に決めておくこと、見積もりを作ってもらう際に知っておく心得をご紹介します。

見学時に見積もりを作ってもらう際の心得5か条

  1. 結婚式の日取り(時期)、予算、挙式スタイル、ゲストの人数を決めておこう
  2. 初回見積りは、料理や衣装などが最低ランクだと思っておく
  3. 合計金額にビビらず、各項目の金額の内訳を追求しよう
  4. 基本の項目だけでなく、最高ランクの内容で作ってもらおう
  5. 値引き交渉は可能!むしろ積極的におこなうべき

内容も費用も満足できる結婚式になるかどうかは、このスタートにかかっていると言っても過言ではありません。

1.結婚式の日取り(時期)、予算、挙式スタイル、ゲストの人数を決めておこう

「結婚式についてまだまだイメージできないから、ブライダルフェアに行ってみよう」

「会場を見てから、いろいろ考えれば大丈夫だよね」

そんな風に考えている方も多いと思いますが、結婚式会場のブライダルフェアや見学にいく前に、必ず二人で考えておいてほしいことがあります。

  • 結婚式の日取り(時期)
  • ざっくりした予算
  • 挙式スタイル
  • ゲストの人数

なぜ、前もって決めておいた方がいいのか説明していきましょう。

理由(1)結婚式の日取り(時期)によって費用が変わる!

結婚式は時期やお日柄によって金額が大きく変わってきます。

オフシーズンの7~8月、12~1月は、結婚式に人気の時期と比べると100万円も金額が安いこともあります。

また、大安や仏滅といったお日柄によってもプラン金額が違いますし、直前の結婚式もオフシーズンと同じくらい安くなる可能性が高いものです。

結婚式の日取りが決まっていれば、実際に近い見積もりが出せますし、自分があげたい時期が結婚式が安くなる時期であることを知っていれば、交渉することもできますよね。

結婚式が安くなる人気のない時期やお日柄、直前の結婚式については、下記の関連記事で詳しくご紹介しています。

理由(2)ざっくりとした予算提示でリアルな見積もりになる

結婚式の費用はやりたいものをいれていくと、極端な話「無限」に上がっていくと言ってもいいです。

どれくらいの金額で収めるか決めておくことは、結婚式をイメージする上でとても大切です。

予算が決まっていなければ、プランナーもいろいろなプランをどんどん薦めますが、相手の予算が決まっていれば、契約してもらうために、その予算内に収められるような内容、割引やサービスを考えます。

後の章で、結婚式費用の相場を詳しくお話しますので、その相場の金額を参考に2人の支払い可能な予算を考えましょう。

理由(3)キリスト教式?神前式?挙式スタイルで見積もりが変わる

あなたはチャペルでキリスト教式がいいですか?それとも厳かに神前式でしょうか?人前式も人気が上がっていますね。

挙式スタイルは結婚式会場選びにも見積もりにも大きく影響します。

まず、キリスト教式、神前式、人前式で挙式料が違います。

挙式スタイルによってウェディングドレスか和装か決まってきますし、それによって衣装にかかる費用も違います。

神前式の式場がある所とない所もありますので、キリスト教式で挙げたいと思って見積もりを作ってもらっても、ご家族は神前式のご意向だった場合、会場選びも見積もりも一からやり直しになってしまいます。

挙式スタイルに関しては、家族と二人の意向を確認しておく必要がありますね。

ゲストの人数は予定の1割増しで伝えるのが吉

結婚式の費用ではゲストの人数が大きく影響します。

というのも費用の半分以上が料理や飲料、引出物などのゲストにかかる費用だからです。

お互いの親族や友人、会社関係など、招待したいゲストをあらかじめ出して、だいたいの人数を決めておきましょう。

見積もりを作ってもらう時は、予定しているゲスト人数に対して1割増しで伝えるのがおすすめ。

2018年ゼクシィ結婚トレンド調査によると、全体の79%の人が見積もりよりも金額がアップしており、そのうちの26.4%が金額アップの理由に「予定よりも列席者の人数が増えたため」と答えています。

列席者が増えることを想定して見積もりを作っておけば、費用が予想以上にアップするという事態を避けることができますね。

2.初回見積もりは料理や衣装などが最低ランクだと思っておく

初回見積もりは料理や衣装などが最低ランクだと思っておく

見積もりと実際の費用に差が出る最大の原因が、「初回見積もりは最低ランクで出されるから」です。

会場を比較している場合、各会場の見積もりで安いものがあれば、候補に挙がりやすくなります。

会場側も契約してもらえるように、最初の見積もりはできるだけ金額を安く見せるように工夫します。

実際は選ばれないような最低ランクをチョイスして、最低金額で見積もりを作成するわけです。

そのため、最初の見積もりと契約時の見積もり、もしくは支払い金額に大きな差が出てしまうのです。

裏を返せば、見積もり金額が上がるのは当たり前のことなわけですね。

3.合計金額にビビらず、各項目の金額の内訳を追求しよう

結婚式の費用は普通の買い物と違って、最低ランクとはいえ大きな金額が提示されます。

その金額に怖気づいてしまい、見積もりをもらってそのまま帰ってしまうことが多いのですが、ここで引き下がってはいけません。

「見積もり項目が全てとは限らない!」のです。

「見積もりに載ってない費用があるかも」と、各項目に含まれている内容と内訳を詳しく聞きましょう

4. 基本の項目だけでなく、最大限の項目と最高ランクの内容で作ってもらおう

先ほど、最初の見積もりは最低限の項目と最低ランクで作られるとお話しました。

逆に基本項目だけでなく最大限の項目、つまり考えられるアイテムをすべてを出してもらい、迷っているものがあればすべて入れてもらいましょう

追加される可能性があるもの、例えば、衣装代ではドレス代だけが提示されていることが多いのですが、小物などを入れた場合などについても質問してください。

提示されているもの以外に何があるかわからない場合には、「考えられるものすべて入れてください」とお願いして、見積もりを作ってもらうといいですね。

そして、料理や飲料、引出物など、プランにいくつかランクがある場合は、最高ランクで見積もりを作ってもらいましょう。

そうすれば、見積金額から安くなることはあっても、金額がアップするということはなくなります。

5.値引き交渉は可能!むしろ積極的におこなうべき

「最初から値引きの話なんて・・・」と思うかもしれませんが、むしろ最初から値引き交渉した方がよいです。

値引き交渉をするのは「契約前」が基本です。

なぜなら、契約してもらうために値引きやサービス調整を頑張るからです。

一度契約してしまったら、値引きしてもらうことは難しいでしょう。

特にオフシーズンやお日柄による値引きの交渉は、見学時点で行う方が有効です。

結婚式場の見学~打ち合わせの中での見積もり発行タイミング

結婚式場の見学~打ち合わせの中での見積もり発行タイミング

では、見積もりはどのタイミングに何回くらい発行されるのでしょうか?

基本は下記のように3回発行されます。

見積もりが発行される3つのタイミング

(1)要注意!ブライダルフェアや会場見学時の見積もりは最低限の金額

最初の見積もりは、ブライダルフェアや会場の見学後に発行されます。

プランナーが結婚式の希望について簡単に聞き取り、その内容で作成する必要最低限の見積もりです。

前の章でお話したように、最小限も項目で最低ランクで、なるべく安く見えるように作られますので、できるだけ実際に近い内容になるよう、考えられる項目やアイテムをいれてもらい、最高ランクのプランで見積もりを作ってもらいましょう

(2)式場を決定して契約する時

2回目に見積もりが作られるタイミングは、式場を決定する直前もしくは直後です。

最初よりも具体的な希望や内容が盛り込まれていますが、細かい項目は入っていません。

しかし、最初に最大限の項目と最高ランクで見積もりを作ってもらっていれば、金額がアップするという差は少なくなります。

このタイミングの見積もりを出してもらう際には、考えうる値引きやサービスの交渉をしておきましょう。

一旦契約してしまったら、その後に値引きしてもらえることはほぼありません。

値引き交渉は必ず契約前にしましょう。

(3)結婚式直前の最終確認

3回目は結婚式直前に作られる最終確認の見積もりです。

当日のイレギュラーな追加などはこの時点で含まれませんが、結婚式にかかる費用となる金額がここでほぼ決定します。

最終見積もりはいきなり金額が上がることがある

この最終見積もりでは、契約時に作ってもらう2回目の見積もりから、いきなり金額が上がることがあります。

これは契約後に細かい打ち合わせや準備で追加が発生するためです。

見積もりは3回以上作ってもらおう!

見積もりは3回だけと決められているわけではありません。

何度でも作ってもらえるので、全体のバランスや金額の確認のため、打ち合わせの際に作成してもらいましょう。

特に装花や写真・ビデオなど具体的なことが決まる打ち合わせでは、その都度見積もりを作ってもらうことをおすすめします。

調査で判明!結婚式の費用相場って?

調査で判明!結婚式の費用相場って?

「結婚式の費用って、どれくらいかかるのか見当がつかなくて不安…」

結婚式をしたいと思っていても、いくらぐらいかかるのかわからなくて不安になっている人も多いのではないでしょうか?

ここでは結婚式費用総額や各項目の相場、人数別やスタイル別の結婚式費用のモデルをご紹介します。

結婚式費用の平均額は357.5万円

まずは結婚式の費用の総額はどれくらいなのか見ていきましょう。

2018年ゼクシィ結婚トレンド調査によると、結婚式と披露宴の総費用の平均額は357.5万円です。

300~450万円が全体の43.3%を占めており、このあたりが結婚式費用の相場と言えます。

また、ゼクシィ結婚トレンド調査による招待客の平均が69.4人、一番多い人数層が60~70人となっているので、70人ほどのゲストで360万円くらいが今の結婚式のトレンドのようです。

結婚式費用の項目と平均額

下記の表は結婚式の項目別でみたそれぞれの平均額を、ゲスト70名の場合で出しています。

費用の項目金額
料理・飲物1,337,000円
引出物462,000円
新郎新婦衣装655,000円
美容着付106,310円
装花218,000円
演出(司会・映像・音響照明・親へのギフト)258,079円
写真・ビデオ(スナップ・記念撮影・ビデオ)595,935円
ペーパーアイテム89,668円

参考:ゼクシィ結婚トレンド調査 2018

この金額は各項目の平均額ですので、全部を足しても平均総額になるわけではありません。

好きなドレスが着たい、料理を豪華にしたいなど、結婚式にこだわるものは人それぞれ違いますので、どこにお金をかけるかもその人によって変わります。

結婚式費用の詳しい相場については、下記の関連記事で詳しく紹介しています。

各項目の相場を知り、どこにどれだけかけたいかを考える参考にしてくださいね。

ゲストの人数別費用の相場

ここでは私がプランナーを勤めていた首都圏の様々なタイプの会場が揃っている結婚式場を想定し、人数別の結婚式特徴と費用の相場をまとめました。

金額については、2018年ゼクシィ結婚トレンド調査を参考に平均額を算出しています。

北海道や沖縄などの会費制が多い地域は、費用相場が全国平均より安い傾向にあります。

場所や会場によって金額感が変わってくると思いますので、あくまで参考にしてくださいね。

人数別費用の相場

人数結婚式の特徴費用の相場
10人家族のみの挙式と食事会70万円
20人家族・親族との挙式と食事会100万円
30人家族・親族と友人との挙式とミニ披露宴150万円
40人家族・親族と友人との挙式と披露宴200万円
50人やや少なめの人数による一般的な結婚式・披露宴250万円
60人平均的な人数の一般的な結婚式・披露宴300万円
70人平均的な人数の一般的な結婚式・披露宴360万円
80人平均より多めの人数の一般的な結婚式・披露宴400万円
90人規模が大きい結婚式・披露宴450万円
100人かなり規模が大きい結婚式・披露宴500万円

では、人数によって変わってくる結婚式の傾向について、詳しく説明します。

10~20人の家族親族中心の結婚式は費用負担が少ない傾向

10~20人の家族親族中心の結婚式は費用負担が少ない傾向

10~20人の少人数の結婚式の場合、家族や親族中心になることが多く、挙式と食事会といった構成でホテルの小さめの会場やレストランが選ばれる傾向にあります。

披露宴と違って食事が中心で、大掛かりな演出や会場装飾がなく、衣装もウェディングドレスだけで通すことが多いため、衣装代や演出、装花の費用が少なくてすみます。

一方で家族と美味しい料理をゆっくり楽しみたいと、一般的な披露宴の料理よりも高めのコースにする場合もよく見られます。

少人数の結婚式の費用相場は100万円前後で、ゲストがほぼ家族や親族になるため、ご祝儀の総額が高くなる傾向があり、自己負担額が抑えられるメリットがあります。

30~40人の結婚式はこだわる人が多い

30~40人の結婚式はこだわる人が多い

結婚式の平均的な人数よりもやや少なめのゲストで、「量より質」の傾向があります。

家族と親族に加えて友人を招いたアットホームな雰囲気の結婚式にしたい方に多く、レストランやゲストハウス(邸宅)ウェディングに多い人数です。

会場自体にこだわりがあったり、美味しい料理でもてなしたい、凝った会場装飾や趣向を凝らした演出を行う新郎新婦も多いのがこの人数の結婚式の特徴です。

こだわりの会場で大好きな人たちに囲まれながら楽しく結婚式を過ごしたいといった内容に適した人数なので、最近は少し高めのカップルに多い結婚式のサイズのようです。

この人数の費用相場は150~200万円ですが、こだわりがある場合はもう少し高めになります。

50~70人は一般的な結婚式

50~70人は一般的な結婚式

結婚式の平均的なゲスト人数で、家族と親族、友人、会社関係の方などバランスよく招待できる人数です。

結婚式専門の会場やホテルなどで行われることが多く、結婚式と言えば誰もが思い浮かべるスタンダードな会場構成で、ゲストが見渡せる位置に高砂を誂え、その前に来賓席が配置されます。(沖縄の場合は高砂の前に家族席)

司会が進行し、お色直しやテーブルラウンドなどの演出、友人の余興、映像演出などが行われます。

50~70人の結婚式の費用相場は250~350万円になります。

80人以上は規模が大きな結婚式

80人以上は規模が大きな結婚式

新郎新婦の会社関係や友人が多い場合や、来賓に両親の仕事関係や知人を招待することになった場合などには、80人以上の大人数になります。

沖縄などの家族の友人知人も招待する慣習が残っている地域や、結婚式の伝統的な文化が色濃く残っている地域に多く見られます。

来賓などが多くなる場合は、お車代や御礼、御心づけなど、結婚式場に支払う費用以外の費用が増える傾向にあります。

首都圏や東海地方では費用相場が400~500万円もしくはそれ以上になることがありますが、北海道や沖縄の相場はこれよりももう少し低めです。

結婚式のこだわりタイプ別費用の相場

次に結婚式でこだわりたいこと別に、どれだけの費用が必要になるかを見ていきます。

これから会場見学に行く人にとっては、「結婚式にこだわりたいものなんて、まだわからないよ!」と思いますよね。

料理にこだわりたい人もいれば、憧れのドレスを着たい、演出でゲストを楽しませたいなど様々ですので、こちらを見て自分が結婚式にこだわりたいことを見つけてみてください。

こだわりタイプ別費用の相場

こだわりタイプ費用項目各費用の相場
シンプルウェディング(30名)総費用100万円
グルメウェディング
こだわりフルコース料理代1万6千円~2万円×人数
デザートビュッフェ料理代1,000~2,000円×人数
 寿司・天ぷらブッフェ料理代1,500~2,000円×人数
ドレスや着物にこだわりたい
 2回お色直し衣装代50万円~100万円
 有名ブランドのドレス衣装代レンタル 30~50万円

販売   30~70万円

オーダー 20~100万円

 和装前撮り衣装代5~20万円
凝った演出で楽しませたい
 料理・飲料系演出料理代ブッフェ系 1,000~2,000円×人数

飲料演出系 5~15万円

 テーブルラウンド演出演出代2万5千円~10万円
 楽器の生演奏演出代1万円~12万円
有名人の司会演出代40万円~
こだわりの会場装飾にしたい
お花いっぱいの会場装飾にしたい装花18万円~
 ディズニーの世界を満喫したい総費用49万5千円~(8名プラン)

※ウェディングプランより

シンプルウェディング

最近は一般的な結婚式にとらわれない人が増えてきました。

挙式と記念写真のプランとレストランパーティといった形で、家族や友人とアットホームな時間を過ごすシンプルなウェディング。

衣装もウェディングドレスとタキシードのみであったり、スナップ写真のみの撮影であったり、また、司会は友人にお願いするなど、必要なものだけをピックアップしているのが特徴です。

30名の平均的な相場は150万円ですが、シンプルウェディングの場合は100万円前後もしくはそれよりも安い金額です。

自分に合った必要最小限なウェディングも、時代に合った形ですね。

美味しい料理でもてなしたいグルメウェディング

美味しい料理でもてなしたいグルメウェディング

お料理は結婚式でゲストが楽しみにしていることのひとつです。

ゲストをおもてなしする意味からも、料理に力を入れる結婚式が増えてきました。

ゲストも大満足のこだわりフルコース

料理の平均相場は1万5,200円ですが、これよりも高い金額のプランを選ぶことによって、料理の満足度を上げることができます。

料理に定評があるレストランや、有名シェフがプロデュースするコース料理など、料理に特化した会場も増えています。

本格的なフルコースの料理だと、1万6千円~2万円くらいのものを選んでいるようですね。

女性から歓声が上がるデザートブッフェ

女性にとってデザートブッフェは特別感がありますよね。

結婚式でも歓声が上がる華やかな演出の一つです。

女性だけでなく、最近はスイーツ好きの男性も増えていますし、子どもから年配の人まで喜んでもらえます。

デザートの数によってプランがあることが多く、1人当たり1,000~2,000円プラスで頼むことができます。

年配ゲストもうれしい寿司・天ぷらなどのブッフェ

デザート以外にもお寿司や天ぷらのブッフェといった、目の前で調理してくれる演出もあります。

お寿司や天ぷらであれば、男性や年配の方にも楽しんでもらえますね。

だいたい、コース料理にプラス1,500~2,000円が相場です。

和テイストを意識した会場では、和食コース料理の演出の一つとして人気があります。

憧れのドレスや着物にこだわりたい

憧れのドレスや着物にこだわりたい
結婚式と言えば、やはりウェディングドレスなどの衣装にこだわりたいと思うもの。

せっかくだったら、お色直しでカラードレスや着物も着てみたいですよね。

結婚式での平均衣装枚数は2.3着、新婦の衣装代の平均は48.8万円です。

衣装にこだわった場合の費用についてご紹介します。

一生に一度だから2回お色直ししたい

結婚式での平均衣装枚数は2.3着でお色直し1回が主流ですが、せっかくだったらカラードレスも和装も着てみたいですよね。

華やかなカラードレスは芸能人でなければ、着る機会は結婚式くらいですし、白無垢や色打掛も人生において着る機会は結婚式の時だけです。

下記の表は結婚式の衣装別の平均価格です。

新婦の衣装種類別平均額

衣装の項目平均相場
ウェディングドレス271,000円
カラードレス241,000円
白無垢183,000円
色打掛283,000円

これ以外に小物や髪飾り、ブーケなどもかかるため、お色直し2回行う場合は50万円以上は見ておいた方がいいでしょう。

また、衣装代以外にもお色直しのたびに、ヘアチェンジやドレスチェンジ、着付代がかかります。

有名ブランドのドレスを着たい

せっかくだから、憧れのハイブランドやドレスショップのウェディングドレスを着てみたいですよね。

洗練されたデザインに、シルクやミカドサテンなどの上質な生地やレースが使われたブランドのドレスは、女性の憧れです。

結婚式場提携のレンタルドレスに比べると、金額が高くなることが多いので、お色直しはせずに憧れのドレス1着で過ごす新婦も少なくありません。

レンタルの場合は30~50万円販売の場合はブランドにもよりますが30~70万円と、買ってしまってもあまり変わらない場合があります。

オーダーの場合はブランドにもよりますが、セミオーダー(既存のデザインから選び、サイズなどを調整する)であれば20万円後半~60万円程度、フルオーダー(イチからすべてをデザインする)は、50万円~100万円以上するものもあります。

結婚式場提携のドレスショップ以外の場合は、持込料もかかりますので、事前に確認しておきましょう。

和装前撮りをして、ドレスも着物も両方着たい

費用と時間の関係で当日はウェディングドレスとカラードレスだけど、やっぱり白無垢や色打掛を着てみたい!

その場合は、和装前撮りがおすすめです。

和装のお色直しは特に時間がかかるため、披露宴の進行の関係であきらめる人も多いのですが、前撮りであれば時間を気にしなくてもすみます。

ポーズを決めて、衣装の美しさをしっかり撮影できるスタジオ撮影と、自然光と風景の中で、リラックスした表情と2人らしい写真が撮れるロケーション撮影があります。

両方撮る場合もあれば、どちらかだけもありますが、最近は神社や公園などでのロケーション撮影に人気があるようです。

下記の表はスタジオ、ロケーション撮影の費用相場です。

衣装の項目平均相場
ウェディングドレス271,000円
カラードレス241,000円
白無垢183,000円
色打掛283,000円

2018年ゼクシィ結婚トレンド調査によると、平均額はスタジオ撮影が15万9千円、ロケーション撮影が17万8千円で、両方撮影した場合は30万円前後といったところでしょうか。

土日祝日は割増料金になる場合が多いので、平日の撮影がお得ですよ。

前撮りの写真を会場に飾っておけば、ゲストのみなさんに見て楽しんでもらうことができますね。

ゲストが驚くような凝った演出で楽しませたい

ゲストが驚くような凝った演出で楽しませたい

一昔前の結婚式では、ゴンドラに乗って入場したり、ドライアイスを焚いたりといった演出がありましたが、今は映像を使った演出が中心になっています。

それ以外にもゲストに楽しんでもらえるような演出がたくさんありますので、ご紹介します。

美味しくて楽しい料理・飲料系の演出

演出の中でも盛り上がりやすいのが料理・飲料系の演出です。

どのようなものがあるのか見てみましょう。

料理系演出の項目と平均額の表
デザートビュッフェ1,000~2,000円×人数
寿司・天ぷらブッフェ1,500~2,000円×人数
鏡開き4~15万円
シャンパンタワー3~8万円

結婚式でゲストが楽しみにしていることに料理や飲料があります。

デザートブッフェなどは華やかさで目を楽しませ、美味しさで味も楽しめる演出です。

ブッフェで新郎新婦が取り分けたり、簡単な調理する演出もみんなを笑顔にしますね。

また、鏡開きやフルーツシャンパンなどのドリンク系の演出もにぎやかで楽しい演出です。

鏡開きは自分で手配した場合と、結婚式場に頼んだ場合とで費用が変わってきます。

自分で手配した場合は、1斗樽が4万円前後、2斗樽が5~6万円、見栄えのいい4斗樽は6~8万円で、それ以外に木槌・柄杓・一合枡を用意するのと、持込料が必要になります。

結婚式場のオプションを利用してする場合は、式場によって違いますが、10万円から15万円程度が相場です。

シャンパンタワーも外部の業者に頼むと3万円~ありますが、会場のオプションだと5万円前後からが多く、プランに入っていて、単品の金額が分からない場合もあります。

テーブルラウンドを華やかに回りたい

ゲストの元をにぎやかに回るテーブルラウンドは、キャンドルサービスがスタンダードでしたが、今ではさまざまな演出があります。

キャンドルサービスのように光の演出で人気のあるアクアリングは光る液体を注ぎ、光の色の変化が楽しめます。

新郎がビッグシャンパンやビールサーバーをもって、お酒を注いで回る演出はゲストを巻き込んで盛り上がる演出です。

テーブルラウンドの演出費用相場
キャンドルサービス3~5万円
アクアリング3~5万円
ビッグシャンパン5~10万円(1本)
ビールサーブ2万5千円~4万円

ビッグシャンパンやビールサーブは、お酒そのものの金額がかかるので、少し高めの金額になります。

楽器の生演奏で盛り上げたい

クラシックやジャズが好きな新郎新婦であれば、音楽に満たされた結婚式はいかがでしょうか。

BGMとして演奏してもらうほかに、余興として弦楽四重奏や今流行りのフラッシュモブも、ゲストに楽しんでもらえる演出です。

生演奏の平均相場は99,017円で、ピアノやヴァイオリンなどのクラシックやジャズの演奏は、単価×奏者の人数で計算することが多いようです。

奏者の人数別費用の相場
奏者の人数費用の相場
1名3万円~5万円
2名5万~7万円
3名7~9万円
4名9~12万円

参考:「生演奏のエクステンション」 「オフィスアイスマイル」

また、楽器や演奏の種類によっても費用の相場が変わってきます。

あまり安い金額の場合は、プロの演奏家ではなく音大生など学生が派遣されることがあるので、注意が必要です。

楽器・演奏別費用の相場
楽器・演奏の種類費用の相場
ピアノの生演奏1万5千円~6万円
ピアノとヴァイオリンの生演奏4万円~9万5千円
弦楽四重奏の生演奏10万円~18万円
琴の生演奏4万円~12万円
和太鼓の生演奏5万5千円~9万円

参照:「oteimusic」

友人に演奏をお願いする場合は、御礼やお車代を用意しましょう。

友人の場合、御礼を辞退される場合もありますが、演奏時間や楽器準備などの手間を考えて1~3万円の御礼は用意したいところです。

ゲストとして招待していない友人に余興として演奏をお願いする場合も同様です。

有名人に司会してもらいたい

「せっかく一生に1回の結婚式だから、特別な人に司会をお願いしたい!」

有名人に司会をしてもらえたら、披露宴も華やかになりますよね。

2018年ゼクシィ結婚トレンド調査によると、司会料の平均相場は7万円ですが、有名人に司会をお願いするとなると、やはりその分高くなります。

無名のお笑い芸人・若手芸人・ものまね芸人、マジシャンなど10~20万円
名前を聞いたことがある芸人、たまにテレビに出ている芸人20~40万円
よくテレビに出ている人気のお笑い芸人やものまねタレント、ニュースアナウンサー40~60万円
誰でも知っている有名な芸能人、アナウンサー60万円~

参照:「株式会社カンドウ」

人気があって知られているタレントやアナウンサーだと40万円以上するので、結構な金額が必要ですね。

司会料のほかに交通費や御心づけなどが別途必要になる場合もあります。

こだわりの会場装飾にしたい

こだわりの会場装飾にしたい

最近はテーマに沿った会場の装飾でこだわりの空間を演出した結婚式が増えています。

ここでは、装花にこだわった会場作りと、人気のディズニーの世界に浸れるウェディングの費用についてご紹介します。

お花いっぱい会場装飾にこだわりたい

美しい花々に囲まれたウェディングも女性にとって憧れですよね。

2018年ゼクシィ結婚トレンド調査会場装花の平均相場額は17万2千円ですが、お花にこだわった会場装飾にすると20万円近くになります。

とくにホテルなどの天井の高い会場では、枝ものを使った空間を大きく使う会場装花にした場合、50万円以上になることもあります。

ゲストのテーブルに飾られた卓花が持ち帰れるようになっていたり、お開きにスタッフが花束にしてゲストに配る演出もあるので、プレゼントにもできますね。

ディズニーの世界を満喫したい
ディズニーの世界を満喫したい

画像引用:ディズニーフェアリーテイルウェディング

ディズニーの世界が大好きな新郎新婦には、ディズニーリゾートのホテルで、夢の世界で彩られたウェディングはいかがでしょう?

8名からの少人数のウェディングから80名まで様々なプランがあり、シンデレラ城での結婚式やミッキーやミニ―などのキャラクターのグリーティングなど、ディズニーファンには夢のようなメニューが揃っています。

金額も40万円台から700万円台と幅広く、会場装飾から衣装、料理や演出などディズニー映画のヒロインをモチーフにしたものから選ぶことができます。

憧れのディズニーの世界でお姫様になれる一日が過ごせますね。

騙された?見学時の見積もりと最終見積もりが違う理由

騙された?見学時の見積もりと最終見積もりが違う理由

見学の見積もりから、最終見積もりの金額がかなりアップするというのはよく耳にする話です。

実際、私がプランナーをしていた時も見学時に作成した最初の見積もりと、最終の見積もりが一緒だったことはありませんでした。

「なんか騙されてるんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、これにはワケがあるんです。

見積もりの金額がアップする理由には、新郎新婦の希望を盛り込んだ場合にアップするものと、会場側の理由でアップするものがあります。

どんなものがあるのか見ていきましょう。

正直、カスタマイズする前だと基本の見積もりしか出せない

見学した際に出される見積もりは、基本的に最低ランク・最低金額で出したものであると最初にお話しました。

これは、契約してもらえるように金額の見栄えをよくしているのと、まだ結婚式の詳しい打ち合わせをしていないため、詳細な項目や金額を入れることができないためです。

打合せをしていく中で、新郎新婦側の希望で項目や金額が増えていくものは下記の3つです。

金額がアップする3つの要因

ゲストの人数が増える

ゲストの人数については、見学時よりも増える傾向があります。

ゲストが増えれば、自動的に費用も増えてしまうわけですね。

下記はゲストの人数が増えた際に、費用が増える項目です。

ゲストの人数によって金額が変わるもの
料理・飲料関係料理・飲物・ウエルカムドリンク・子どもの料理・生ケーキなど
引出物引菓子関係引出物・引菓子・プチギフト・ペーパーバッグなど
会場関係席料・チェアカバー・テーブルクロスなど
装花関係ゲストテーブル装花・フラワーシャワーなど
ペーパーアイテム関係招待状・席次表・メニュー表・席札など

ゲストに関連するものは費用が増えるのですが、チェアカバーやテーブルクロスなどは気がつきにくい項目ですよね。

また、席料には10%のサービス料がかかりますので、これも同時に増えます。

ゲストの人数は早めに確定しておきたいものです。

プランのランクや金額を上げる

「結婚式は一緒に一度のもの」と、できるだけいいものを選びたいと思いますよね。

そうなると、どんどんランクが上がってしまうものです。

下記の表にランクアップしやすい項目をまとめました。

プランのランクや金額が上がりやすいもの
料理・飲料関係料理・飲物・子どもの料理など
引出物引菓子関係引出物
衣装・美容関係ブーケ&ブートニア・花嫁衣裳プラン・花婿衣裳プラン・衣装小物など
装花関係ブーケトス・メインテーブル装花・ゲストテーブル装花・ケーキ装花・キャンドル装花など
演出関係映像演出・親への花束贈呈など
写真・ビデオ関係記念撮影・スナップ撮影・前撮り・ビデオ撮影・アルバム・焼増しなど

結婚式をいいものにしたいとこだわればこだわるほど、金額がアップしてしまうもの。

予算を大幅にオーバーする場合は、こだわりたいものを絞ることも大切です。

アイテムが追加される

下記の表は、打ち合わせが進むにつれて、増えていくことが多いアイテムです。

衣装・美容関係花嫁衣裳・花婿衣裳・衣装小物・美容着付・両親の留袖や燕尾服など
装花関係チャペル装花・お色直しブーケ・フラワーシャワー・グラス装花など
演出関係プロジェクター使用料・映像演出・メインキャンドル・スモークなど
写真・ビデオ関係記念撮影・スナップ撮影・前撮り・ビデオ撮影・アルバム・焼増しなど

このように最初の見積もりでは入っていない細かい項目があり、打ち合わせで詳細が決まっていくたびに、金額もアップしていきます。

会場は何とか売上を上げたい

さきほどは新郎新婦の事情や希望で費用が上がっていく分についてお話しました。

今度は会場側ですが、会場としてはできるだけ売上を上げたいので、アップセルします。

アップセルするのは結婚式の打ち合わせの中で行われます。

下記はそのタイミングを図に表したものです。

見積もり金額が上がるタイミング

これは商売ですので仕方がないことですが、どうせ追加する内容なら最初から入れておいてほしいですよね。

では、後から追加されやすい項目について説明しましょう。

後から追加されやすいもの

後から追加されやすいものとは、それぞれの細かい項目です。

最初の見積もりには載っていない、打ち合わせの中で追加されやすい項目を表でご紹介します。

後から追加されやすい項目
基本項目追加されやすい項目
挙式フラワーシャワー・結婚証明書・ピアノ演奏など
料理・飲物子どもの料理、アレルギー対応料理、・乾杯用シャンパン・ウェルカムドリンクなど
引出物引出物用ペーパーバッグなど
新郎新婦衣装小物類、ヘア飾り、アクセサリー、ドレス用下着など
美容着付メイクリハーサル・ヘアチェンジ・ベールオフ・和装のかつら代・お引上げ料・新郎支度料・介添(アテンド)料など
装花ケーキ周り・階段・受付・マイク・キャンドル・グラスの装花、挙式料に含まれない場合のチャペル装花など
演出各種演出
写真・ビデオアルバム・焼増し・前撮りなど
ペーパーアイテム芳名帳・ウェルカムボード・筆耕料など
その他控室使用料・持込料・両親・ゲストの衣装レンタル、ゲストの美容着付など

見学時に出される見積もりを参考に会場を選んでいるのに、場合によっては倍もの金額になることがあります。

特別な演出や写真焼増しなどは、すべての人が追加する項目ではないですが、乾杯用のシャンパンやウェルカムドリンク、メイクリハーサル、介添料など、ほぼ必要となる項目に関しては入れておいてほしいと思われますよね。

今この記事を読んでいるあなたは、最初の見積もりから増えることを知っているので、「騙された!」とショックを受けずにすみますよ。

よくあるトラブル:結婚式直前の最終見積もりで急に金額が上がった

見学時の見積もりから上がるとはいえ、最終見積もりの前に契約時の見積もりがあるから、そこまで急に上がらないはず、と思うかもしれませんが、会場によっては本当に急に金額が上がることがあります。

それには会場側の事情があります。

契約時の見積もりでは、打合せ前のためそこまで詳細な内容で作られないことが多く、金額も最初の見積もりと大きくは変わらない場合があります。

見積もりは支配人などの上長の承認が必要なため、複数の担当を持っているプランナーの場合、見積書作成が重なってしまい、承認をもらうのがギリギリになってしまうことがあるのです。

そのため、2回目の見積もりに反映していなかった分もまとめて記載して、結婚式直前に最終見積もりが出来上がることになります。

新郎新婦が内容の調整や交渉をしようにも、結婚式当日が目の前で時間がなく、その内容や金額で納得せざる得ない状況になってしまうのです。

「急に見積もりの金額が上がってしまった!」ということを防ぐために、見積もりは3回以上出してもらいましょう

契約前後に出してもらう2回目の見積もりの後、だいたいの打ち合わせが終わった時点で早めに最終見積もり前の確認用見積もりをお願いすれば、支払い金額確定前に調整や交渉することができます。

「プランナーさんも忙しいし、申し訳ないから・・・」と思うかもしれませんが、大事な結婚式の費用ですので、遠慮せずお願いして大丈夫ですよ。

防止策は「初回からMAXの見積もりを出してもらう」こと

防止策は「初回からマックスの見積もりを出してもらう」こと
「最初の見積金額が当てにならないのだったら、会場選びの参考にならなくて困る!」

「急に見積もりが上がって、交渉の余地がなかったら、余計な金額を払うことになるかもしれないのが不安・・・」

筆者の画像
この対処法は、先ほどもお話ししたように「初回からMAXの見積もり」を出してもらえばいいんです!

通常通りにいけば、最初に出された見積もり金額から上がることはあっても、下がることはありません。

そうではなく、「見学時に見積もりを作ってもらう際の心得5か条」でお話したとおり最初から最高ランクと金額でMAXの見積もりを出してもらうんです。

ポイントは2つ。

  • 一番高いプランで見積もりを作ってもらう
  • 盛りだくさんの内容にしてもらう

では詳しく説明しましょう。

一番高いプランで見積もってもらう

最初の見積もりは、最低ランクのプランで作成されるとお話ししました。

そこでプランナーにすべての項目のプラン内容を最高ランクのもので作ってくださいとお願いします。

  • 装花プランは最上級ランクのもの
  • 料理は一番高いコース
  • 写真とビデオも一番いいプラン など

一番高いランクで出してもらえば、これ以上上がることはありません。

ここから不要なものやそこまでこだわらないものを判断して、ランクを希望の内容に下げればいいのです。

盛りだくさんの内容にしてもらう

今度は内容をオプションをたくさん付けてもらい、できるだけ詰め込んで豪華にしてもらうようしましょう。

例えば

  • 衣装チェンジは2回(ドレス・和装)
  • 演出はもっとも盛りだくさんで
  • 会場装花はあらゆるものにお花を飾って など

どんな演出やオプションがあるかは聞いても問題ありませんので、詳しく質問して、少しでも迷ったら全部入れてもらいましょう。

見学時・契約前に見積もり交渉をする5つのポイント

見学時・契約前に見積もり交渉をする5つのポイント
見積金額と支払い(最終見積もり)で大きな差が出ないように、見積もりを作ってもらうポイントについて整理しましょう。

見学時から契約までに見積もりを交渉する5つのポイント

  • 見学時の見積もりは最大限の内容で作ってもらう
  • 値引き交渉は契約前にする
  • 真剣に迷っているふりをする
  • 打ち合わせで内容が変更されたら見積もりを作ってもらう
  • 見積もりと共に契約前に必要なことを確認しておく

では、ポイントを一つ一つみていきましょう。

見学時はできる限りMAXの見積もり

結婚式の日取り、ゲストの人数、挙式スタイルを決めて、結婚式のイメージをある程度固めておきましょう。

その上でその会場の最大限のプラン・内容で見積もりを作ってもらいます。

そうすることでその後、見積もり金額が大幅に上がったり、予想外の金額になることが防げますし、リアルな費用をイメージすることができます。

値引き交渉はゼッタイに契約前!

契約後の値引きやサービスの交渉はほとんど期待できません。

会場側は契約してもらうために値引きやサービスをするわけで、一度契約してしまったら、そのあとは値引きする必要がなくなるためです。

ですので、値引き交渉は必ず契約前にしましょう。

値引きしてもらいやすいもの

値引きやサービスしてもらいやすいものと、値引きしてもらうことが難しいものがあります。

会場がすでに所有してるものや、運営しているものは値引きしやすくなります

  • 会場費
  • 控室使用料
  • 挙式料
  • 音響照明料
  • プロジェクター料
  • チェアカバーやテーブルクロスなど
  • 持込料

そのほかにこのような場合にも値引きやサービスの可能性があります。

ドレスショップを併設している→お色直しの衣装が値引き、小物やアクセサリーがサービス
装花を会場内で行っている→会場装花の一部、お色直し用のブーケ・ブートニア
映像演出や写真・ビデオを自社で行っている→演出や撮影関係

逆に以下のものはなかなか値引きが難しいものです。

  • 料理や飲料
  • 美容着付料
  • 介添料
  • ぺーバーアイテム
  • 演出

材料費がかかっていたり、人件費が大半を占めるものは値引きやサービスが期待できません。

値引きが見込める日程

結婚式のオフシーズンやよくないお日柄の日、直前の日程などは、大きな値引きが期待できます。

オフシーズンの8・1月は、人気のある時期に比べて100万円以上値引きや、同じ料金でランクアップ、会場費がまるごとサービスなどしてもらえることもあります。

直前割もオフシーズンと同様の値引きの可能性がありますので、ぜひ契約前に交渉しましょう。

真剣に迷っているふりをする

会場は契約してもらうために値引きやサービスをするので、契約してくれそうだと感じたら、そこまで熱心に値引き交渉に応じてくれません。

契約するまでは、真剣に他の会場と迷っている素振りを見せましょう。

「あともう少し安くなれば、ぜひこちらで挙げたいな・・・」とつぶやかれたら、プランナーも「だったら、もうちょっと頑張って安くして、希望をかなえてあげたい」と思うものです。

最終見積もりで驚かないように打合せの際に見積もりチェック

装花、衣装、演出などの打ち合わせで詳細を決めていく中、追加やランクアップが発生することが多いので、変更するたびに見積もりを作ってもらい、内容を確認しましょう。

間で何度か見積もりを確認しておけば、最終見積もりで驚くこともないですし、おかしいところや納得できない箇所があれば、確認したり調整することができます。

契約時前に確認しておきたいこと

見積もりに関わる返金やキャンセル料などについて確認しておくことも大切です。

キャンセル料や割引の条件など、場合によってはこちらが不利になることがあるかもしれません。

申込金(内金)の返金

式場の予約のために申込金を支払った後、ほかの式場に変更したい場合、申込金を返金してもらえるかどうかについて確認しておきましょう。

これには2つの意図があります。

1つは本当に会場選びで迷っている時には、返金されるかによって予約するかしないか判断できます。

2つめはこの質問によって、「他の会場と迷っているんだな」と思わせることができるため、値引きやサービスを引き出しやすくなります。

契約の成立時期

いつから「契約」となるのか、具体的な日にちを確認しておきましょう。

先ほども述べたとおり、契約前の交渉は有効です。

キャンセル料

いつから、いくら、キャンセル料がかかるのか、念のために確認しましょう。

具体的な金額も聞いておくと、万が一何かがあった場合安心です。

割引の条件

結婚式場の見積もりは、驚くような額を値引してくれることがありますが、値引するには一定の条件をクリアしないといけないこともあるので、値引の条件を必ず確認してください。

条件によっては、値引きしてもらわない方がいいこともありますし、場合によって不利になることもあります。

まとめ

いかがでしたか?

この記事を読む前には

「結婚式の見積もりがどれくらいになるのかわからなくて不安!」

「見積もりと実際の費用が全然違うって聞くけど、どうやって費用を判断すればいいかわからない・・・」

「結婚式の費用を安くしてもらう自信がない!」

と思っていた人も、「これなら納得する見積もりを作ってもらって安心して結婚式があげられそう!」と思っていただけたのではないでしょうか?

筆者の画像

・見学時に見積もりを作ってもらう際の心得5か条で準備万端

・ゲスト人数別とこだわり別の費用相場を参考に結婚式のイメージ作りをする

・見積もり金額が上がる理由はゲストが増えること、ランクアップ、追加項目の3つ

・最大限の見積もりと契約前交渉で納得の金額!

・見積もりは3回以上が作ってもらって金額をしっかり把握

・ハナユメとゼクシィのキャンペーンをオトクに活用

結婚式費用の見積もりの見方と値引き交渉のポイントを知り、納得のいく結婚式を挙げる参考にしていただけると嬉しいです!

以上、WEDDING bests編集部の上松でした。

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WEDDING bests編集部

業界のプロとして、お得&満足な結婚式を叶えてもらうために、役立つ知識だけを徹底的に分かりやすく紹介していきます。

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