「顔合わせ食事会って、具体的にはどんなことをするの?」
「前もって何を決めておけばいいの?」
「婚約指輪や記念品はどのタイミングで披露すればいいのかな?」
こんにちは!WEDDING bests編集部の北です。
結婚、出産を機に退職するまで、ホテルのウェディングプランナーとして、結婚にまつわる様々なご相談をお受けしてきました。
その経験を活かし、最新のウェディング事情や押さえておきたいマナーをお伝えしていきます!
顔合わせ食事会は、両家の親と男性女性本人が集まって婚約の報告をし、両家の親睦を深める会のこと。
両家にとって、結婚準備のスタートとも言える機会です。
結納ほど堅苦しくない雰囲気でできるとあって、最近では結納より、顔合わせ食事会を選ぶカップルが多い傾向にあります。
でも、婚約したご本人はもちろん親にとっても、顔合わせは初めてのこと。
たとえ先に結婚した家族がいたとしても、正直なところ、細かい進行まで覚えている方はなかなかいないものです。
どんなお店を予約すればいいのか、流れはどうするのがいいのか、そんな悩みを持ってしまうのも当たり前ですよね。
そこで、この記事では顔合わせの流れはもちろん、マナーやチェックポイントまで押さえた進行をお伝えします!
しっかりと婚約を報告し親に喜んでもらえるように準備して、気持ちよく結婚準備をスタートしましょう!

結婚式や新生活について、意見がすり合わせできるよい機会です!
WEDDING bests 編集部について

「一度だけの結婚式だからこそ、後悔をしてほしくない」そんな思いを胸に「満足でお得な結婚式」をサポートする「WEDDING bests」編集部。
ウェディングプロデューサーを始めとした業界のプロ・先輩花嫁が、あなたの悩みに寄り添うことを第一に考え、「このポイントを知っておかないと、きっと後悔するかも」という情報を客観的な視点から発信しています。
一目でわかる、顔合わせの流れ一覧
ここからは、顔合わせの具体的な流れについて、紹介しますね。
こちらの図をご覧ください。
大まかな項目と、大体の時間をまとめています。
1.親と一緒に会場に向かう!
顔合わせは、両家の親同士が始めて対面する機会。
食事会をスムーズにはじめるには、参加するみんなが余裕を持って会場に到着しておくことが大切です。
両家の親は遠方から来ることも多いので、会場まで一緒に向かうと安心。
- 親が会場への道順に迷ったり、遅れたりしてしまう
- 親同士が先に顔を合わせてしまう
こんな気まずい事態を防ぐことができるでしょう。
以前担当したお客様で、みなさまお揃いなのに、男性側のご両親が到着しないということがありました。
どうやら、似た名前の別のホテルへ行ってしまわれたようなのです。
女性側のお父様は、「気にしなくていいですよ」とお声がけされてはいましたが、遅れて到着された男性側のご両親は恐縮された様子で、とても居心地の悪いスタートになってしまいました。
そんな思いをすることのないよう、事前に最寄駅で待ち合わせたり、自宅まで迎えに行ったりして、一緒に会場へ到着するようにしましょう。
両家が揃ったら軽く挨拶をし、会場スタッフに会食会場へ案内してもらい、一緒に個室へ入ります。
先に個室に入って待つのは失礼。そうならないように、待合スペースのある会場を選んでおくと良いですね。
2.会場に入って着席
個室で着席する時に気になるのが、座る順番。
その場であわてることのないように、知っておきたいものです。
個室に入ってから座る席順
一般的には、次の図のように、男性側を上座として、それぞれお父様、お母様、本人の順に座ります。
手土産を渡すなら「食事が始まる前」
準備した手土産、いつ渡したらいい?とよく聞かれます。
顔合わせ食事会の始まる前か、食事が終わって帰る時かどちらかでお渡しするのが一般的ですが、私は顔合わせ食事会が始まる前、着席するタイミングをおすすめしています。
それは、次のような理由からです。
- 手土産が話題の一つになる
- いつ渡せばいいの?という心配を減らせる
- 渡し忘れるということがない
お母様が手土産を準備することが多いようですが、地元の名産品やお気に入りのお店のものなど、お相手のことを思って選んだものについて、ひとこと話したいのが心情というもの。
また、準備した手土産を渡さなくては!と、強く気にかけていらっしゃるお母様もよくいらっしゃいました。
初めに渡しておけば、話題にもなり、心配事も減らすことができますよ。
3.はじめの挨拶
全員が着席したら、まずははじめの挨拶です。
男性本人(新郎)から、次のような挨拶をしましょう。
挨拶例
本日は、みなさまお集まりくださいましてありがとうございます。
○○さんとの婚約を機に、両家の親睦が深まればと思い、このような席を設けさせていただきました。
リラックスして色々と話ができたらと思っていますので、よろしくお願いします。
会の進行は、男性(新郎)が行う方がスムーズ。
親にお願いする方もいらっしゃいますが、親同士は初対面なことがほとんど。
詳しい打合せが難しかったり、堅苦しくなってしまったりして、意図する流れにならないこともあるので、男性が進行することをおすすめしています。
会食会場が結婚式を行う式場なら、担当プランナーやサービススタッフが進行を請け負ってくれる場合があります。
私の勤務していたホテルでは、サービススタッフが進行役をつとめていました。
その場合は、
「それでは、ご両家の顔合わせ食事会を始めさせていただきます。よろしくお願いします。」
とスタッフから言ってもらうよう頼んでおくと、自然にスタートできますよ。
4.両家の紹介
挨拶が済んだら、男性側、女性側の順でお互いの家族を紹介します。
男性から、「父の○○です。母の○○です。」と名前を紹介し、続いてお父様、お母様からも、「よろしくお願いします。」と挨拶をしてもらいましょう。
女性側も同様に父、母を紹介し、簡単な挨拶をします。
5.婚約記念品の交換、お披露目
婚約記念品を準備している場合は、このタイミングでの交換やお披露目をおすすめしています。
- 食事が始まる前なら、セレモニーの雰囲気を作りやすい
- 食事や会話が盛り上がってきてからでは、タイミングを作りにくい
- はじめに交換しておけば、話題のきっかけになる
こんなことが理由です。
男性から女性に贈るのは婚約指輪が一般的ですね。
事前に渡していたとしても、ここで箱から取り出し、彼女の指にはめてあげましょう。
指輪をはめた手をみなさまに見えるように掲げて、お披露目します。
女性側からのお返しは、時計やスーツが主流です。
時計などは実際のお品物を贈りますが、スーツなどかさ張る場合は目録やお仕立券などを用意しましょう。
6.記念撮影
せっかく両家が集まるよい機会ですから、このタイミングで婚約記念品と一緒に全員の集合写真を撮影しましょう。
食事の前をおすすめするのは、次のような理由で食事後に撮れなくなることがあるから。
- お酒が入って、顔が赤くなってしまう
- 女性が振袖を着ていた場合、慣れない衣装で緊張し、気分が悪くなってしまう
- 話が盛り上がり、帰りの交通機関の時間がせまってしまい時間がなくなる
など、予測できない事態が発生することがあります。
顔合わせ食事会での記念撮影は、節目の思い出になる大切なものです。
確実に撮影しておきたいので、食事前のタイミングでの撮影をおすすめします!
カメラ係は、会場スタッフにお願いすればOK。
自然光の入る会場なら、スマホでも十分綺麗なものが撮れますが、そうでない場合は、デジカメも持参しておくと安心です。
撮影してもらった写真は、必ずチェックして、希望通りに撮れているか、目を閉じている人がいないかもチェックしておきましょう!

7.乾杯
ひと通りのセレモニーが終わったら、乾杯です。
乾杯は、男性(新郎)からご発声いただくことをおすすめしています。
これからの両家の親睦を深まることを祈って、乾杯の声がけをしましょう。
挨拶例
僭越ながら私が乾杯の音頭をとらせていただきます。
これからも末長くよろしくお願いします。
それでは、乾杯!
もし申し出てくれたら、男性側のお父様にお願いしてもかまいません。
なお、乾杯の飲み物は、あらかじめ種類を絞って注文しておくとスムーズ。
その場でそれぞれ好みの飲み物を注文すると、全ての飲み物が揃うまで時間がかかり、間延びしてしまうことがあるからです。
ビールとウーロン茶、スパークリングワインやシャンパンなど、好みにも配慮しつつ、種類を決めて注文しておき、合図したらすぐに出してもらえるよう会場スタッフに頼んでおきましょう。
さて、この乾杯までのセレモニーにかかる時間は、20分から30分程度。
会場のスタッフには、事前にセレモニーの内容を伝えておき、入室から30分後くらいに料理をスタートしてほしいと伝えておくようにしましょう。
また、私の勤めていたホテルでは、ご両家が挨拶される様子や、乾杯のシーンなど、出席者自身が撮影するのが難しいシーンは、お客様からカメラを預かってスタッフが撮影していました。
お願いできるかどうか、事前に相談しておくとよいですよ。
8.食事・歓談
さぁ、ここからやっと食事スタートです!
食事中の会話を通して、お互いの親が仲良くなってくれるのが理想。
そのため、ある程度事前に情報交換をして、お互いの話しやすい話題をリサーチしておくと話しやすいでしょう。
男性女性本人は聞き役となって、親に話を振り、話がしやすい雰囲気を作ってあげるといいですね。
話しやすいのは、次のような話題だと思います。
ふたりの子供の頃の話
産まれた時のこと、名前の由来、小さい頃好きだったものなど、子供の頃の話は、誰もが無理なく話せる内容。
思い出話をしながら打ち解けることができるので、最初の話題にぴったりです。
親の趣味、好きなお酒、食べ物などの話
ご自分の得意分野であれば、積極的に話してもらえます。共通の趣味を知るきっかけになるなど、お互いの人となりを理解することにも役立ちます。
地元の話
お互いの実家が離れている場合には、それぞれの土地についての話も盛り上がります。
おいしいご当地グルメ、有名な観光地やお祭りなど、お互いのことを知ってもらうのにおすすめの話題です。
家族の話
顔合わせ食事会には、ごきょうだいや祖父母は参加しないことがほとんど。
それぞれの家族構成や、どんなことをしている人なのかを知っておくと、両家の理解が深まります。
仕事の話
男性女性本人はもちろん、親の仕事のことも、触れておきたい話題です。
会社での立場や、休日がいつなのか、また転勤や単身赴任、長期出張の有無など職種によって働き方は様々。
これからの家族の交流において、知っておいた方がよいことがありますね。
また、少し場の雰囲気がリラックスしてきたら、結婚式や新生活など今後の話も必ずしておきましょう。
次の内容について、ある程度意向を聞いておくと、結婚式の準備がスムーズになります。
結婚式の日取りや会場
大安や仏滅などお日柄にこだわりがあるかどうか、会場へのアクセスしやすさは重視されているかどうかなど、結婚式場選びに関わることはあらためて確認しておくほうが安心です。
新居選びや引越しのタイミング
これから新生活はどうするの?というのは私の知る限り、多くの親から出てくる質問です。
ある程度、本人同士で話しておき、親が安心できるような答えを用意しておきましょう。
今後のお互いの仕事の見通し
結婚を機に働き方を変える予定がある場合は、事前にお互いの親にも伝えておく方が良いでしょう。
結婚式での親の衣装
担当プランナーがよくいただく質問のひとつが、親の衣装について。
お父様はモーニング、お母様は留袖というのが一般的ですが、時期や場所、年齢によっては、礼服や洋装を希望されることも。
両家の衣装が揃わないことを気にする方もいらっしゃり、思わぬトラブルの元にもなるので、この場を借りてそれとなく聞いておきましょう。
結婚式の準備は、親の応援があってこそスムーズに進みます。
「私たちは、それ聞いてないんだけど・・・」
「希望通りにさせてあげたいけど、親にも意見があるよ」
とならないように、「私たちはこう考えるけど、お父さんお母さんはどう?」と聞くようなスタンスで話を進めましょう。

かえって任せてもらいやすくなりますよ!
9.結びの挨拶
デザートが運ばれ、話もひと段落したところで、頃合いを見計らって、結びの挨拶をしましょう。
まずは、ふたりからお礼の挨拶を。
「今日は、私たちのために集まってくれて本当にありがとうございます。食事をしながらたくさん話すことができ、結婚式や新生活についても相談できたので、とてもよい機会でした。
これからもよろしくお願いします。」
そして、親同士も、これからもよろしくという挨拶ができると良いですね。
顔合わせはどんな会場で行える?
「正直、顔合わせの会場がまだ決まっていないんだけど…」
「どんなお店で顔合わせをしたらいいのかな…」
顔合わせの会場をまだ押さえていないというあなたに、おすすめしたいのが、次のような会場。
- 結婚式を行う会場:結婚式場の雰囲気やサービスを親とも共有できる点でおすすめ
- レストラン:堅苦しくない雰囲気で好みのお料理を楽しめる点でおすすめ
- 料亭:きちんとした雰囲気でどの世代にも馴染みのある和食を楽しめる点でおすすめ
- ホテル:利便性の高い立地で宿泊もできる点でおすすめ
それぞれの会場の特徴を、詳しく紹介しますね。
結婚式場を契約済なら少人数会場や専用個室が使えるかも!
契約した結婚式場で顔合わせ食事会をすると、いいことづくし!というのを知っていましたか?
- 親にも会場の場所や雰囲気を確認してもらえる
- お料理の味を確かめられる
- 親と担当のウェディングプランナーに面識ができ、その後のコミュニケーションがスムーズになりやすい
こんなメリットがあります。
契約した会場を親に見てもらえる利点も!
契約した会場に親が足を運ぶ機会は、なかなかありません。
パンフレットやWEBで情報を伝えることはできますが、直接見てもらった方が理解しやすいので、安心してもらえます。
結婚式当日、迷わず会場に到着できるだけでなく、一度会場を見て安心すると、途中の準備もふたりに任せてもらいやすいのです。
ウェディングプランナーとして勤務していた時は、結婚式をお申込みいただいたふたりに、必ず自社会場での顔合わせ食事会をオススメしていました。
プランナーと直接面識ができることで、親の立場で気になることを直接プランナーに質問してもらえます。
そうすると、ふたりが間に入って調整しなくても、衣装、当日の来館時間、交通機関など、親目線で気になることについてスムーズにご案内することができるのです。
顔合わせを開く時期に、すでに結婚式場を契約済の方は、少人数会場や専用個室を使えるかどうか確認してみましょう。
お料理を楽しみたい方にはレストランがおすすめ
ホテルや料亭ほどかしこまった雰囲気でなく、おいしいお料理をしっかり楽しみたい場合におすすめなのがレストラン。
知る人ぞ知る名店、特別なお料理が食べられる、フレンチや中華など、お互いの親の好みに合わせて選びましょう。
顔合わせで利用する場合は、周囲を気にせず会話ができるよう、少人数用の個室があるお店が向いています。
安心感を大切にしたい方には料亭がおすすめ
きちんとした雰囲気で、安心感を大切にしたいという方には、料亭がおすすめです。
料亭は、古くから結納、顔合わせ、還暦、など人生の節目を祝う場所として利用されてきました。
顔合わせプランや、少人数用の個室を備え、顔合わせの進行サポートに慣れているお店も多いですね。
箸でいただく和食は、食べやすく馴染みのあるお味なので、幅広い世代に受け入れやすいところも魅力です。
宿泊を伴う場合にはホテルがおすすめ
遠方から参加する方がいらっしゃる場合には、ホテルのレストランや少人数用個室がおすすめです。
ホテルは主要な交通機関でアクセスしやすい場所にあることが多く、もちろん宿泊もできるため、移動やアクセスの負担を少なくすることができます。
人数に応じた個室があり、和食・洋食・中華などバリエーションも豊富なので、好みにあった場所を見つけやすいのも嬉しいですね。
顔合わせ食事会のプランを設けているホテルなら、いつでも相談できる予約専門のスタッフがいることも心強いポイントです。
直前に読み返そう!服装・段取りのチェックポイント
色々と相談しながら準備して来た顔合わせ。
直前に忘れていることはありませんか?
忘れていることがないか、もう一度チェックできるポイントをまとめました。
番号 | 分類 | チェック項目 | ○/× |
---|---|---|---|
1 | 会場へ伝えておくこと | 会場を下見し、打合わせをしているか | |
2 | アレルギー、食べられないものを会場に伝えているか | ||
3 | 準備しておく物 | 手土産は両家とも準備しているか | |
4 | 婚約記念品を準備しているか | ||
5 | 当日の話題 | 結婚式の日程、会場、挙式スタイルを自分の親と話しているか | |
6 | 共通の話題や親の好みを情報共有しているか | ||
7 | 両家で決めておくこと | 服装は、両家で格をそろえているか | |
8 | 費用負担はどうするか決めているか | ||
9 | その他 | 会場の場所、開始時間を再確認しているか | |
10 | 親に相談して、お互いの意見を取り入れているか |
チェック(1)会場を下見し、打合わせをしているか
顔合わせ食事会の予約は、電話やメールだけですます場合もあります。
しかし、できるならば直接会場を下見し、スタッフと打合せをしておいたほうが、準備がスムーズです。
顔合わせ食事会は、確認事項も多く、電話やメールでは返って時間がかかってしまうことも。
会場を見ておけば、当日をより具体的にイメージすることもでき、行き違いを防ぐことにもつながります。
チェック(2)アレルギー、食べられないものを会場に伝えているか
最近では、食事のアレルギーなどに対応し、メニューを変更してくれる会場も増えています。
予約の際には、アレルギーや好みも会場に伝えておきましょう。
せっかくのお料理が食べられない、知らずに口にしてしまって体調が悪くなるということを防ぐことができます。
また、好き嫌いで食べられないものがあることを、お相手には知られたくないという気持ちをお持ちの方もいらっしゃいます。
参加者みんなが食事を楽しめるよう、会場と相談しておくと安心ですね。
チェック(3)手土産は両家とも準備しているか
せっかく初めて会う機会だから、手土産を準備されることをおすすめしています。
会話のきっかけにもなり、相手への気持ちも伝わります。
片方だけが準備していたということのないよう、お互いが準備しておくことを確認しておきましょう。
チェック(4)婚約記念品を準備しているか
婚約指輪やスーツなど、婚約記念品がある場合は、そのお披露目をする準備を忘れないようにしましょう。
代わりのないものなので、会場で預かることは基本的にはありません。
当日、忘れないように持っていきましょうね。
チェック(5)結婚式の日程、会場、挙式スタイルを自分の親と話しているか
顔合わせ食事会の場では、結婚式についての具体的な話がでることが多いものです。
本人はチャペル式が良い、でも親は神前式でやってほしい、など異なる希望がその場で分かると、お互いに気まずい思いをします。
日程、会場、挙式スタイルなど、こだわりや希望がある場合は、あらかじめ話しておくと安心です。
チェック(6)共通の話題や親の好みを情報共有しているか
準備しておくと安心なのが、会話が盛り上がりそうな話題の準備。
難しく考えず、
- お互いの親の趣味や好きなもの
- 家族構成
- 仕事のこと
などを男性女性本人同士で話し、共有しておきましょう。
ちょっと会話が途切れた時に、「最近、○○に旅行へ行かれたと聞いたんですが、いかがでしたか?」などと話題を振ることができます。
チェック(7)服装は、両家で格をそろえているか
顔合わせ食事会での服装は、
- 清潔感があること
- カジュアルすぎないフォーマルな装いであること
- 両家の格を揃えること
が大切です。
片方がスーツなどきちんとした服装なのに、もう片方がジーンズなどラフな服装では、バランスが取れずお互いが気まずいもの。
男性はダークスーツに派手すぎないネクタイを合わせ、女性はワンピースやスーツなどフォーマルな装いで揃えましょう。
女性本人の希望があれば、振袖を着ることもありますね。
未婚女性の第一礼装ですので、こうした機会にふさわしい華やかな装いです。
振袖を着る予定がある場合は、お相手へもそのことを伝えておいたほうがよいでしょう。
お母様が着物を着るのがお好きな場合は、女性本人が振袖なら自分も着物で出席したいと考えられることがあります。
逆に、女性本人が洋装なら、お母様も着物は控えるということも。
場所や相手に合わせて服装を選ぶことも、スムーズなお付き合いには大切ですね。
チェック(8)費用負担はどうするか決めているか
結納では、食事などにかかる費用は女性側が負担するのが慣例ですが、顔合わせ食事会では、両家で折半することが一般的です。
女性側が男性側をもてなすという結納とは違い、両家が対等の立場で食事をするという顔合わせ食事会の趣旨によるものと言われています。
支払うのは、主催する立場の男性女性本人であることが多いのですが、親が負担するケースも。
あらかじめ、両家でしっかり決めておくことが大切ですね。
スムーズに支払うためには、あらかじめ会場スタッフに支払う人を伝えておき、頃合いを見て声をかけてもらいましょう。
そっと個室を出て支払いをすませ、後から本人同士で折半すると、親にも気を遣わせることなく支払いを済ませることができます。
チェック(9)会場の場所、開始時間を再確認しているか
招待状などを準備することのない顔合わせ食事会なので、場所や時間は間違いのないよう確認しておきたいもの。
いつでも確認できるよう、メールなどでお知らせしておくのもひとつの方法ですね。
チェック(10)親に相談して、お互いの意見を取り入れているか
上記に書いた、会場の場所、服装、手土産、婚約記念品、費用の負担などについて、必ず親御さまにも意見を聞くようにしましょう。
「こうしたいけど、どう思う?」と意見を聞くことで、安心してもらうことができ、何より「それは違う!」と後からトラブルになることを避けられます。
まとめ
どうでしたか?
この記事を読む前には、
「顔合わせってどうやるのかわからない」
と思っていた方も、流れや気をつけるポイントがイメージできたのではないでしょうか?

・顔合わせにかかる時間は、2時間から2時間半
・家族紹介や婚約記念品交換、記念写真などのセレモニーは、食事が始まる前に
・顔合わせは、料亭やレストラン、ホテル以外に、結婚式をする会場でもできる
・親の意見も取り入れながら準備をすることが大切
・両家の格を揃えるように気をつける
スムーズな顔合わせ準備のお役に立てるとうれしいです!
以上、WEDDING bests編集部の北でした!では、またお会いしましょう。