婚約指輪のお返しで迷ったら!相場・渡すタイミング・絶対に喜ばれるアイテムまとめ

婚約指輪のお返しで迷ったら!相場・渡すタイミング・絶対に喜ばれるアイテムまとめ

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「彼から婚約指輪をもらった!これって、お返しはしなくていいのかな?」

「何をお返ししたらいいか迷う…みんなはどんなものを贈ってるの?」

「どのタイミングでお返しを渡すのがスマートか、失礼のない方法が知りたい!」

こんにちは!WEDDING bests編集部の上松です。

子育てでウエディングプロデューサー業は卒業しましたが、この記事を読んでくれるあなたの結婚式の助けになればと、専門家として最新のお得情報や業界の裏情報、豆知識などをお伝えしていきます。

彼との結婚が決まり、憧れだったエンゲージリングをもらった皆さん、おめでとうございます! 世の中すべてがバラ色に見えてしまうくらい、ハッピーな毎日を送っていることだと思います。

でも、ここでふと気になるのが、「彼へ婚約指輪のお返しをしなくてもいいの?」ということではないでしょうか。実際に、私が対応したお客様からもよく聞かれた質問です。

今回は、婚約指輪のお返しはするべき? しなくてもマナー違反ではない? 贈る場合は、どんなものを選んだらいいの?といった疑問にすべてお答えしていきたいと思います。

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婚約指輪のお返しをするのはいつがベストか、またおすすめのお返しアイテムもピックアップしてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

WEDDING bests 編集部について

「一度だけの結婚式だからこそ、後悔をしてほしくない」そんな思いを胸に「満足でお得な結婚式」をサポートする「WEDDING bests」編集部。

ウェディングプロデューサーを始めとした業界のプロ・先輩花嫁が、あなたの悩みに寄り添うことを第一に考え、「このポイントを知っておかないと、きっと後悔するかも」という情報を客観的な視点から発信しています。

婚約指輪のお返しをした先輩花嫁は「約50%」!

婚約指輪のお返しをした先輩花嫁は「約50%」!

「ぶっちゃけ、どれくらいの人が婚約指輪のお返しをしているの?」

プロポーズとともに、男性から女性に贈られる婚約指輪。「結婚するんだ!」という実感が湧いてくる、とてもうれしいプレゼントですよね。

ゼクシィ結婚トレンド調査2018では、じつに70.6%の先輩花嫁が婚約記念品を貰っており、そのうちの90%が婚約指輪を受け取っています。

でも、この婚約指輪に対するお返しが必要かというと、悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

何か頂き物をしたら、感謝の気持ちを込めてお返しをすることが日本の風習であることは確かです。ただし、婚約指輪の場合は特に、「必ずしもお返しをしなくてはいけない」というマナーはありません。事実、いろいろな考え方があります。

たとえば、先のゼクシィの調査によると、「お返しをした」人は45.3%、ハナユメの調査では43.6%、マイナビウエディングでは31.9%(贈る予定がある人も含む)というアンケート結果が出ています。

ウエディングパークのアンケートでは「なんらかのお返しをした」人は47.5%、また「お返しをしなかった」という51.5%の人に対して、理由も尋ねています。

そこで多かったのは、

  • パートナーにいらないと言われた
  • お返しをするものだと知らなかった

という声でした。

もしかしたら、「お返しをするものだと知らなかった」という人のなかには、「知っていたら贈ったのに…」と思っているケースがあるかもしれませんね。

実際に私がたくさんのカップルとやりとりをしてきた感覚から言っても、約50%の人が婚約指輪のお返しを渡しているという印象です。

婚約指輪のお返しは、「結納返し」の名残

じつは、婚約指輪のお返しが行われるようになったのは、「結納返し」の名残から…と言われています。

結納の際、男性側から贈られる結納品+結納金に対して、女性側から品物や現金でお返しをすることが古くからのしきたりとされています。

最近は結納を行わないケースが増えており、両家の顔合わせを目的とした食事会が主流になりつつありますが、婚約記念品として婚約指輪を贈る風習は残っているのが現状です。

その流れを受け、いわゆる「結納返し」の名残として、婚約指輪のお返しをするという考えも残っていると推測できます。

ただし、結納は家同士のやりとりであるのに対して、婚約指輪やお返しはあくまでも新郎新婦ふたりの間のやりとりなので、「婚約指輪のお返し」が正式なマナーだとはされていません。

このような経緯から、婚約指輪のお返しは必須ではなく、贈るか贈らないかはそのカップルによって違うと言えます。

「お返し」は必須ではないが、贈らない場合も感謝の気持ちを伝えよう

「お返し」は必須ではないが、贈らない場合も感謝の気持ちを伝えよう

「じゃあ、婚約指輪のお返しをしなくても全然かまわないの?」

と思った人もいるかもしれませんね。

確かに、婚約指輪のお返しはマナーではないので、必ずしもお返しが必要というわけではありません。事実、先輩カップルの半数が贈っていて、半数は贈っていないという現状です。

ただ、何か頂きものをした場合は、感謝の気持ちを込めてなんらかのお返しをすることが好ましいと考える人は多いもの。お互いに婚約記念品を贈り合うことで、結婚に関する素敵な思い出のひとつになるというメリットもあります。

お返しをするかしないかは、パートナーとよく話し合って

婚約指輪のお返しをどうするかは、ぜひパートナーの意見を聞いて話し合うことをおすすめします。

もしかしたら、女性側は「お返しを贈らなくちゃ!」と思っていても、男性側の本音は「お返しはいらないから、結婚に関するほかのことにお金を使いたい」と思っている可能性もあります。

反対に、「お返しは必要ない」と思って贈らなかったら、男性側は「お返しがあって当然」と思っていて催促されてしまった…なんて実話もあります。さらに、婚約記念品はふたりの間のやりとりとはいえ、両家の意見も気になるところ。

お金に関することなので、パートナーの考えも聞きながら、お返しの有無を決めると良いでしょう。

【婚約指輪のお返しをしない場合】結婚にかかる費用を負担するという手も

「婚約指輪のお返しはしない」と決めた場合でも、なんらかの形で彼へ「ありがとう」という感謝の気持ちは伝えましょう。

また、お返しの意味を込めて結婚にかかわる費用を負担する、という人は多いようです。

たとえば、

  • 新居の敷金礼金を負担する
  • お返しで考えていた金額を結婚指輪の購入代にまわす
  • ハネムーンの費用の足しにする

などが一案です。

パートナーとよく相談し、ふたりにとってベストな方法を探してみることをおすすめします。

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婚約指輪のお返しをしなくても、マナー違反ではないことがわかりました。ふたりでよく話し合ってみてくださいね。ここからは、「お返しをする」と決めた人に向けて、具体的な情報をお伝えしていきます。

婚約指輪のお返しの相場は「半返し」が基本!

婚約指輪のお返しの相場は「半返し」が基本!

いざ、「婚約指輪のお返しを贈ろう!」と決めたら、気になるのは相場ですよね。

結納返しの金額から考えると、婚約指輪のお返しの金額は「半返し」、つまり、もらった婚約指輪の金額の半額程度が基本とされています。

ただし、指輪の正確な額がわからない場合もあるので、あくまでも目安として頭に入れておいてくださいね。一般的には1/3~半額程度で、無理のない金額内で検討すると良いでしょう。

 お返しを渡す「タイミング」は結納・両家顔合わせがベスト!

もうひとつ気になるのが、お返しを渡すタイミングではないでしょうか。

基本的なマナーとしては、頂き物をしたらできるだけ早いタイミングでお返しをすべきだと言われています。ですが、婚約指輪の場合は少々異なり、結納もしくは両家顔合わせのときにお返しをするのが最適です。

双方の家族に婚約指輪とお返しの品を披露できますし、選んだ理由やそのアイテムにまつわるエピソードなども話せるので、両家共通の話題としても大変盛り上がりますよ。

婚約指輪のお返しにピッタリのアイテム7選

婚約指輪のお返しにピッタリのアイテム7選

相場や渡すタイミングがわかったところで、いよいよお返しのアイテムを探していきましょう。

私が結婚式をプロデュースしたカップルからの情報をもとに、7つのアイテムを厳選してピックアップしてみました。

ふたりにピッタリのものを見つけてくださいね!

おすすめ(1)ふたりで時を刻んでいこう!「腕時計」

ふたりで時を刻んでいこう!「腕時計」

婚約指輪のお返しとして、定番中の定番なのが「腕時計」です。

仕事でもプライベートでも、毎日身に着けられるのが魅力。また、メンテナンスしていけば、長く使える点もお返しとしてピッタリです。

せっかくの記念品なので、一生モノになるようなハイブランドのものを選ぶと◎。時計好きな彼なら、きっと「いつかは手に入れたい…」という憧れブランドがあると思いますので、ぜひリクエストを聞いてみてくださいね。

ちなみに、婚約指輪のお返しとして人気のブランドはこちらです。

仕事のときは時計をしないという彼には、休日用のカジュアルでなおかつ多機能なタイプのものがおすすめ。「ふたりで同じ時を刻んでいこう」という想いを込めて、お揃いでつけられるペアウォッチを選ぶのも素敵ですね。

記念日や名前などを刻印するサービスもあるので、よりスペシャル感のある贈り物にしてください!

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ちなみに、私はBREITLINGの時計をお返しとして贈りました。とても喜んでもらえて、毎日大切につけてくれていますよ!

おすすめ(2)普段遣いはもちろん、フォーマルな一着も!「スーツ」

普段遣いはもちろん、フォーマルな一着も!「スーツ」

仕事で毎日スーツを着ている人はもちろんですが、冠婚葬祭などの特別な日に着られる「フォーマルウエア」もお返しのアイテムとして人気です。

せっかくの機会なので、フルオーダーで作ってもらったり、ネクタイやネクタイピン、シャツ、靴下などと一緒にトータルコーディネートをして贈るのもおすすめ。

結納や両家顔合わせに間に合うように贈れば、当日着てもらうこともできますね!

おすすめ(3)結婚を機に金運もアップ!?「財布」

結婚を機に金運もアップ!?「財布」

「財布」は毎日使うものであり、長く愛用するもの、そして意外に買い換える機会がなかなかないアイテムなので、お返しにピッタリです。

LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)GUCCI(グッチ)BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)などのハイブランド、CYPRIS(キプリス)GANZO(ガンゾ)などの高級革メーカーなどが人気です。

彼が好きなブランドや憧れブランドから選ぶと間違いないですが、長財布か折りたたみか、コインやカード入れがついていたほうがいいか別がいいかなど、人それぞれ好みのタイプが違います。

できれば一緒にお店に行って、実際に手に取りながら選んでもらうか、事前に細かくリサーチしておくと良いでしょう。

おすすめ(4)一緒に歩幅をあわせて歩いていこう…「靴」

一緒に歩幅をあわせて歩いていこう…「靴」

「靴」も、時計と同様に毎日使うものであり、足元から身だしなみをチェックされることも多いため、質の良い一足を持っていると、ビジネスの場での評価も上がりそう!

細かく採寸してもらい、彼の足にピッタリのサイズをオーダーメイドするのもおすすめです。

おすすめ(5)一生モノを身につけてオトコを上げる。「万年筆(筆記具)」

一生モノを身につけてオトコを上げる。「万年筆(筆記具)」

デジタル化された現代でも、ふとしたタイミングでメモをとったりサインをしたりと、「筆記具」の出番があるものです。質がよく書き味バツグンな一本をスーツや鞄にしのばせていれば、仕事がデキる男性だというアピールになるかもしれません。

特に万年筆は、使い込むほどに手に馴染み、味わい深い文字が書けると人気です。インクが替えられるので、末永く使えるアイテムでもあります。

この先、入籍届や出生届、家を購入するときの契約書など、人生の節目となる大切な書類に書き込む際にお返しで贈った万年筆を使ってもらえたらうれしいですね。

おすすめ(6)ふたりで素敵な想い出を作ろう!「旅行券」

ふたりで素敵な想い出を作ろう!「旅行券」

物ではなく、“ふたりで想い出を作ろう”という意味を込めて「旅行券」をプレゼントするのも一案。ショッピングモールや百貨店などに入っている旅行代理店、またはインターネットでも手軽に購入できます。

有効期限があるタイプと無期限のタイプがありますが、多くの場合、数年間は期限まで時間があるので、結婚式前でも結婚後に落ち着いた頃でも、ふたりの良いタイミングで使うことができます

JCB GIFTなどでは、好きな写真やメッセージなどを入れたオリジナルデザインのギフトカードが作れることもあるので、こちらもおすすめ。

JCB GIFT

画像引用:JCB公式HP

「結婚○周年に旅行しよう!」といった、未来のふたりへのプレゼントという粋なサプライズもできて素敵です!

おすすめ(7)彼の趣味に合わせてチョイス!

彼の趣味に合わせてチョイス!

彼に何か特定の趣味がある場合は、その趣味に関連したアイテムも喜ばれます

たとえば、写真が趣味な彼には一眼レフのデジカメ、釣り好きな彼には釣り竿やルアー、バンドを組んでいる彼にはギターなどの楽器など…。自分ではなかなか手が届かないようなブランドのアイテムに、ふたりの名前などを刻印してもらうと、とっておきの贈り物になるでしょう。

結婚して、これから先ずっと、休日を一緒に楽しく過ごそうというメッセージを込めて、自分の分も購入し、ふたりで趣味を楽しむというアイデアもいいですね。

サプライズにするか相手にリクエストを聞くかは、よく考えて!

婚約指輪のお返しを、相手にナイショで用意してサプライズにしよう!と考えている人もいると思いますが、ちょっと待って。

相手の好みがよくわかっている人はもちろんサプライズでもいいけれど、ある程度高価なものを選ぶ場合は、相手のリクエストを聞くと失敗がないですし、より喜ばれるのではないでしょうか。

ふたりでお返しのアイテムを選びに行くのも、思い出に残るデートになると思いますよ。

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お返しをするかしないかを決める場合もそうですが、結婚に関すること、とりわけお金に関わることは、パートナーとしっかり話し合えるといいですね。お互いに本音を伝えられる関係性を築いておくと、結婚後の生活もスムーズに進むでしょう!

まとめ

婚約指輪のお返しについて、さまざまな観点からお伝えしてきました。ふたりにとってベストな方法やアイテムは見つかったでしょうか?

筆者の画像

・婚約指輪のお返しは「結納返し」の名残だが、贈ることがマナーではない

・お返しをするかしないか、パートナーとよく話し合うことが大切

・サプライズでお返しのアイテムを選んでもいいけれど、ふたりで一緒に選ぶこともかけがえのない想い出になる

今回の記事をきっかけに、想い出に残る素敵なお返しのアイテムを選ぶことができたのなら、私もうれしいです。

それでは、またお会いしましょう。WEDDING bests編集部の上松でした!

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WEDDING bests編集部

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